6月24日(土)、埼玉県・戸田市文化会館で『埼玉県フィットネスオープン大会』が開催され、山岸恵里(やまぎし・えり/53)さんがビキニフィットネス163cm以下級で3位に輝いた。
ステージ上で見事に鍛え上げられた肉体を披露した山岸さんだが、今大会は25年ぶりのコンテスト出場だったという。競技から長い期間離れていたにも関わらず、再びビキニフィットネスへの挑戦を決意したきっかけを伺った。
「コンテストを目指すきっかけをくれたのは長女でした。2022年の年末に長女がバスケの強豪校への受験に挑戦することになったんです。当時の長女の実力では合格は難しいと言われていながらも挑戦したいという強い決心を目の当たりにして、娘がこんなに頑張っているなら私も高い目標に挑戦をしようと思い、出場を決意しました」
25年のブランクを乗り越え、見事入賞を掴み取った山岸さんの強みは背中のカットと肩だという。
「背中のカットは基礎を徹底的に意識してトレーニングに励んできました。具体的にはトレーニングのフォームやグリップ、視線など全てにおいて細かくコーチに指導をしてもらうことで少しずつ改善していきました。肩は部位を細かく分けることで、より効果的に筋力をつけることができ、今では強みとなっています」
普段は看護師として働きながらも家族のサポートをこなし、競技にも励み多忙な日々を送る山岸さんへ両立の秘訣を伺った。
「トレーニングは夜勤前後や、子供達の就寝後など隙間時間を有効的に活用しながら取り組みました。どうしても時間は限られているので、筋トレの時間を確保するためにタイムスケジュールのルールを自分なりに決めています。全てが中途半端になるのは嫌だったので、仕事も家族も競技も全力で向き合っています」
多忙な生活の中でも、トレーニングを続けられる原動力は高い目標に向かって共に歩む長女や家族の応援が大きかったという。
「長女とは競技は違えど、高い目標に向かって努力し続けるという点では共通しているのでいい意味で切磋琢磨してお互いに高め合えていると思います。家族も応援してくれますし、今大会での私の姿をみて次女がビキニフィットネスやってみたい！と言ってくれたのは嬉しかったですね。周りにも少なからずいい影響を与えられている気がするのもすごく嬉しいです」
最後に、山岸さんにビキニフィットネスの魅力と今後の目標を伺った。
「自分と向き合える時間を作れることが魅力だと思います。苦しいことももちろん多いですが、やった分だけ成果や手応えを感じられますし、コツコツと積んだ努力は宝物です。大好きな筋トレを通して自分へのトキメキを大切にしながら、カッコいいおばちゃんになりたいです！」
ステージ上でブランクを感じさせない身体を披露した山岸さんの今後の活躍から目が離せない。
取材・文：池田光咲 撮影：FITNESS LOVE編集部
