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「風船にパンパンに空気を入れた」ほど張った筋肉!超新星・阿部ロイが破竹の勢いで東京ボディビル王者に君臨

阿部ロイ選手(撮影:中島康介)ボディビル界に規格外のニュースターが現れた。昨年アメリカンフットボールからボディビルに転向し、デビュー戦となったマッスルゲート静岡を皮切りに、その後のゴールドジムJAPAN CUP、先月の東京クラス別選手権、今回の東京選手権と出場した全ての大会で優勝し、わずか2年でミスター東京の座に輝いた阿部ロイ(あべ・ろい/27)選手。先月優勝した東京クラス別選手権からの3週間で新しく試した、『しぼんだ風船に空気を入れたように筋肉が張った』調整法とは?

【写真】3週間での変化を比較&アメリカンフットボール時代

――6月24日(土)に行われた東京クラス別選手権に続き、またもや優勝されました。今のご感想をお聞かせください。

「単純にうれしい気持ちです。優勝できるとは思ってもいなくて、3位以内には入りたいと思っていました。今回の優勝は、ボディビルダーとしての自信に繋がる勝利だったと思います」

――先月の東京クラス別選手権の時よりもさらに減量を進め、良いコンディションに見えました。この約3週間でどのような調整をされましたか?

「まず、食事のカロリーを2800から2600に下げました。トレーニング頻度は変えず週5~6回を続け、有酸素運動を脚の日以外の毎トレーニング後に30分ほど入れました。それと、今回初めてカーボディプリート(一定期間、糖質を枯渇させる方法)を試してみました。それらの調整で、3週間で約1キロ落として今日を迎えました」

――初めて試したカーボディプリートはどうでしたか?

「かなり体感がありました。3日間炭水化物を完全に0にして(野菜などに含まれるわずかな炭水化物は除く)、2日間で一日約1500gの炭水化物を摂取して当日を迎えたのですが、しぼんだ風船に空気を思い切り入れたみたいにパンパンに張りました。今後も取り入れようと思います」

――具体的には何の炭水化物を、どのようなタイミングで摂取して筋肉を張らせていったのですか?

「大会の前日、前々日に、白米を朝、昼、晩で300gずつ食べ、朝と昼の間に和菓子と白米250g、昼と夜の間にも同じものを間食として食べました」

――これまで全勝で勝ち進んできて、このタイミングでカーボディプリートを始めて試す、という点にとてつもないポテンシャルを感じます。今年はどの大会に挑戦するのですか?

「日本クラス別選手権と日本選手権です。日本クラス別では90㎏以下級で優勝することが目標です。日本選手権ではトップ12人のファイナリスト入りを目標としています」

――最後に、ボディビルダーとしての今後の目標を教えて下さい

「将来的には日本選手権でTOP3に入るボディビルダーになりたいと思っています。機会があれば世界選手権にも出場してみたいです」

昨年のマッスルゲート静岡大会、ゴールドジムJAPAN CUP、今年の東京クラス別選手権、そして今回の東京選手権と、連勝街道を突き進む阿部選手。今年がJBBFの全国大会に初挑戦となる若武者は、一体どこまで駆け上がっていくのだろうか。

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取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中島康介 写真提供:阿部ロイ

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