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妊娠線、たるみ...。「私、綺麗になれないの?」絶望していた女性がオバサン尻をプリ尻に!碧色ビキニを着けてステージに立つ

町田加奈子さん(写真:本人提供)コンプレックス。その程度は大なり小なりあれど、多くの人が抱える悩みの種だ。今回は「出産後のお腹、二の腕、脚などの身体のたるみ」がコンプレックスだったという町田加奈子(まちだ・かなこ/45)さん。「綺麗になれない」と絶望していた町田さんは、ボディコンテストに出始めてから体型への考え方が一変した。

【写真】オバサン尻から“プリ尻”へ。町田さんのプリ尻ビキニ姿

昨年のJBBFオールジャパンマスターズビキニフィットネス40歳〜44歳160cm以下級で3位入賞と、全国の猛者が集まる大会でも確かな実績を残し、日本トップのビキニ選手として活躍している町田さん。実は、出産を経て変わり果てた自分の姿に強いコンプレックスを抱いていた。

「出産を経て、唯一自信があったお腹も妊娠線ができて、皮膚はたるみ、見るも無惨に…。運動しなくなった脚は血色も悪くブヨブヨ、二の腕もすっかりおばさんの象徴のような形に…。お尻は下がり、どこからが脚なのかわからなくなっていました」

目も当てられないほどに変わり果てた自分の体型を変えるべく、40歳の時にトレーニングを始めることを決意した。

「年齢を重ねるにつれ、単純に太っただけでなく身体の質感も変わり、体型も大きく崩れてきたので、『筋肉をつけたい!』と思ってジムに入会しました。そこからトレーニングをするようになり、さらに食事にも気を配るようになってからは身体全体が引き締まり、肩の筋肉である三角筋が付くことでオバサン化した腕の形はなくなり、お尻もトレーニングを重ねることで丸みを帯びてプリっとしたお尻らしさを取り戻してきました」

トレーニングと食事管理を始めて、筋肉が順調についてきた。だが、なかなか自分の理想に近づけずに絶望したこともあるという。

「筋肉がついてきても、ふとした時に撮られた写真や動画は自分の理想とはかけ離れていました。『私は痩せても、筋肉がついても綺麗になれないんだ』と絶望しました」

そんな中、ボディコンテストと出会った。

「41歳の時にJBBFにフィットモデルというカテゴリーできると知って、出てみたいと思いました」
(フィットモデル:バランスの取れた健康的で優雅な女性らしさを表現する競技。イブニングドレス(左側にスリットがあり、背中が開いているもの)とスイムスーツの2パターンのコスチュームを着てステージに立つ。魅力的な雰囲気や引き締まった身体が評価の対象になる女子カテゴリー)

競技を始めてから、体型への考え方が変化してきた。

「競技を始めてから分かったんです。魅せ方が大事なんだと。綺麗な人は綺麗に見える立ち方を知っている。美しく見える角度を知っている。美しい姿勢をキープできている。お腹の意識、表情、しぐさ…。筋トレだけでは完成しないその全てをマスター出来たら、自分の理想と思う姿になれるのかもしれないとわかりました。フィットモデルやビキニフィットネスにのめり込む事で『綺麗に魅せる!』ということを日々学ぶことが出来ています。無くすことはできない妊娠線も、長くはない手脚も今は些細なことだと思えます」

最後に、町田さんが今現在コンプレックスに悩む方々に伝えたいこととは?

「見たくない自分をしっかりと見つめて、嫌でも現実を受け止めて自分と向き合った人だけが味わえる未来があると思います。色んな理想の姿があると思いますが、どんな姿を目指すにしてもトレーニングは欠かせないものだと思います。ぜひトレーニングを生活の一部にしてみて欲しいなと思います」

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取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中島康介 写真提供:町田加奈子

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