7月23日(日)、栃木県総合文化センターで『JBBF栃木県ボディフィットネスオープン大会』が開催され、長島由実(ながしま・ゆみ/41)選手がビキニフィットネス163cm超級で肩からお尻にかけての美しいS字カーブを披露し、2位に輝いた。
6月の群馬大会ではクラス別・オーバーオール共に優勝を勝ち獲り、すでにオールジャパンの出場権を獲得していた長島選手だが、コンテスト初挑戦となった昨年の栃木県大会では4位という結果に終わっていたという。「下半身のボリューム不足」というアドバイスをもとにこの1年は高重量も取り入れたスクワットなどのトレーニングで下半身を強化。見事な成長を遂げた。
「私自身スクワットがとても苦手で、昨年まではほとんど行っていませんでした。でも、大腿四頭筋やお尻の強化はこの1年の必須課題で……。逃げずに向き合おうと決心し、スクワットや昨シーズンまでは取り入れていなかった高重量トレーニングにも積極的に取り組んできました。まだまだ課題はありますが、成長を実感できて良かったです」
長島選手がトレーニングを始めたのは3年前。環境を変えたいという想いから、趣味を探すものの自分に合うものが見つからなかった。そんなときに出会ったのがトレーニングだという。「ジムに行くのがとにかく楽しみ」と笑顔で語る彼女が、ここまで筋トレにのめりこめたのは、共に練習に励むジム仲間の存在があるからだ。
「同じジムに通っているトレーニング仲間の方たちがいつも本当に楽しそうにトレーニングをしているんです。そんな方たちと同じ空間にいるだけで私にとってはモチベーションになります。辛いはずの減量期でさえも、自分でお弁当を作って外でランチをするなど競技の全てを ”楽しむ” ということを教えてくれました」
普段は看護師として働きながら競技と向き合う長島選手。ハードな毎日を送りながらも、楽しむことを忘れない彼女に筋トレの魅力を伺った。
「やればやるだけ身体が変わり、理想の自分に近づけることが魅力だと思います。40代になった “今”が一番楽しいです。コンテストのときはもちろん順位を争う相手がいますが、それよりも『自分を超えたい』という想いの方が強いので頑張れるのではないかと思います。筋トレは私の生きがいです!」
“楽しむ” ことの大切さと強さを証明した長島選手。9月に控えるオールジャパンでも楽しむことを武器に一番を目指す。
次ページ:長島由実選手の肩からお尻にかけての美しいS字カーブ
取材:池田光咲 撮影:藤田将成
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