7月30日（日）、東京・日野市民会館でサマー・スタイル・アワード東京予選が開催され、スタイリッシュガイ部門のグランドジェネレーションクラス（50歳～）で会社経営者の赤岩まさあきさん（55）が優勝した。
今大会より新しくローンチされたのが『グランドジェネレーション』クラスだ。このクラスは年齢が50歳以上の選手に出場資格が与えられ、「幅広くコンテストを楽しんでもらいたい」という思いから増設。まさに“グラン世代”がより一層輝ける場として、この日も大いに盛り上がりを見せていた。
赤岩さんも「55歳でも身体は作れるんだ！」という気持ちを胸にエントリー。全身がしっかりと引き締まったバランスの良い肉体美をハツラツとした笑顔で堂々と披露し、観客の視線を釘付けにした。
「趣味でサーフィンを行ったりトレーニングもしていたのですが、こんなに本気でボディメイクに取り組むようになったのは今年に入ってからなんです。友人からの勧めで『ちょっとやってみようかな』という気持ちが芽生えて、ボディコンテストに挑戦してみることにしました」
本気でボディメイクをすると決めてからは、スポーツジムでのトレーニングに加えてパーソナルトレーニングや、自宅をトレーニングルームに改造したりと日常的にトレーニングに励める環境を作り、トレーニング頻度を増やしていったそう。
「トレーニングは全身を満遍なく行ってきましたが、特に背中には注力してきました。先日の栃木予選（7月16日開催）でボディコンテストデビューをさせていただき、今大会で2回目の出場となります。身体を絞るということも、コンテストへの挑戦を通じて初めての経験だったので、体脂肪を落とせるように意識しながら頑張ってきました」
トレーニングをすることで、「何かやっているんですか？」と初対面の人とも思いのほか話が盛り上がる機会が増えたという赤岩さん。トレーニングが与える影響は、カッコいい身体を手に入れられるだけではないようだ。
「私自身も55歳から本気でボディメイクに励んでいますが、自分がやった分だけ身体は反応してくれます。よく『年齢は関係ない』と聞く機会も多いと思いますが本当にその通りで、若い方に比べたら多少の遅れはあるかもしれませんが、しっかりとトレーニングをすれば筋肉もつくし脂肪も取れてきます。
自分のためになることはもちろんなのですが、ずっと元気でいられることで家族のためにも仲間のためにも、会社を経営する立場としては従業員や周りの関係者たちのためにもなる。良いことが本当にたくさんあると思っていますので、年齢に関係なくトレーニングは行った方が良いと思います！」
10月8日に開催される「大奥」でもグランドジェネレーションクラスを開催予定。ボディコンテストに新風を吹き込むグラン世代の活躍にも注目していきたい。
取材：FITNESSLOVE編集部 写真：中原義史
