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過食癖に悩んでいた過去を払拭し、ボリュームのある太ももでグランプリを獲得した29歳。「自分の身体に愛着を持てるようになりました」

伊藤友佳里さん(撮影:田中郁衣)8月13日(日)、NEW PIER HALLにてベストボディジャパン主催の『マッスルモデル&フィットネスモデル2023東京大会』が開催され、伊藤友佳里(いとう・ゆかり/29)さんがフィットネスモデル部門、ガールズクラスで見事グランプリに輝いた。バランスの良いスポーティーな筋肉美が求められるフィットネスモデル部門。筋肉をセクシーかつ魅力的に表現することが重要となるこのカテゴリーで見事グランプリに輝いた伊藤選手の強さの秘訣に迫る。

【写真】伊藤友佳里さんの締まったウエストとボリュームのある太もも

当初、ダイエット目的で筋トレを始めたという伊藤選手。過食癖を克服したいという思いから、2023年4月からは『食べても太らない身体づくり』をテーマにトレーニングに励んできた。そんな中、トレーナーの勧めをきっかけにコンテスト出場を決意したという。

「コンテスト出場を勧められたときは、正直自分がステージ上に立つ姿は想像できませんでした。しかし、20代最後の年ということもあり、少しでも興味があることには挑戦してみようという気持ちになったんです。元々、キックボクシングを趣味としていたこともあり、ある程度の筋量はあったので、フィットネスモデル部門での挑戦を選択しました」

筋量も求められるフィットネスモデル部門での出場を決意した伊藤選手。今大会に向けて、お尻や内もも・もも裏、背中の強化に励んできたという。

「お尻はとにかくボリュームを出すために高重量でのトレーニングを取り入れてきました。太もも全体の筋肉に関しては、前ももの強さに対して内側やもも裏の弱さが目立ってしまったので、ブルガリアンスクワットなどを通して強化したんです。背中はコツが掴めていないのか、筋肉のつきにくさが悩みだったのですが、今大会に向けて頻度を増やし少しずつボリュームアップを図りました。どの部位もまだまだ強化は必要ですが、効果は感じられています」

当初、過食の影響から自分の身体に自信が持てず、コンプレックスを抱えていた伊藤選手。ダイエットも継続ができず、悩んでいた過去があるとは思えないほど美しく鍛え上げられた肉体を大会では見せてくれた。そんな伊藤選手が感じる筋トレの魅力を伺った。

「まず私は筋トレを通して”物事を最後までやり切る”ということを覚えました。辛いことももちろんありましたが、サポートしてくださるトレーナーさんなどが支えてくださったおかげで、大会出場だけでなくグランプリという光栄な結果をいただけたと思っています。そしてなにより、自分の身体が好きになり、愛着をもてるようになりました。健康的な食生活を続けたことで、クリーンな食事が自分には合っているのだと心から気づけたことも大きいです。今回のコンテストは、結果以上に自分にとって得られるものが多かったです」

今までは、筋トレや食事管理などはトレーナーさんに頼りながら進めてきたという伊藤選手。そんな彼女の目標は『自分の足で立つ』という力強いものだった。

「今大会はトレーナーさんのおかげでここまで来ることができました。しかしこれからは、トレーニングも食事管理も自分でできるように頑張りたいです!」

『自信』という最強の武器を手に入れた伊藤選手。自己管理という新たな挑戦の幕開けの先には素晴らしい進化が待っているだろう。

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取材:池田光咲 撮影:田中郁衣

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