女性がダイエットをすると、バストの上の部分がげっそり痩せてしまうことが多いのですが、しっかり大胸筋をつけておけば、きれいなバストラインをつくることができますし、バストのボリューム感をキープしたままスマートで見栄えのする胸周りをつくることができます。その大胸筋を強化する代表的なトレーニングとして、〝BIG3〞のひとつであるベンチプレスは最も効果が大きい代表的な種目です。今回は、ベンチプレスにバリエーションを加えた「インクライン・ベンチプレス」を行ってみましょう。
ベンチプレスで美しいバストをつくろう
ベンチプレスの特徴は大胸筋を鍛えることがメインですが、足も踏ん張りますし、お尻を締めてお腹も引き上げて胸を張るという全身のバランスを意識してバーベルを挙げるので、体幹部が刺激されて女性らしいボディラインをつくることができます。また、足を踏ん張ることで心拍数も上がるので、ダンベルの運動よりも基礎代謝が上がることが期待できます。
ベンチプレスのバリエーション①:インクライン・ベンチプレス
ベンチ台を水平より上に角度をつくることで、押す方向が斜め上になって、通常のベンチプレスでは鍛えにくい大胸筋上部を刺激します。無理なダイエットや筋力トレーニングをしなくなったときに起こる胸のたるみの改善にも効果アリ!
ココに効く!
主:大胸筋(上部)
補:三角筋(前部)、上腕三頭筋
1.肩甲骨を寄せて胸を張る
インクラインベンチ台に身体をセットします。通常のベンチプレス同様、肩甲骨を寄せて胸を張ります。
2.バーを降ろす位置はみぞおち付近に
バーベルは通常のベンチプレスよりも、鎖骨に近い位置に下りてくるので、大胸筋の上部に効きます。上腕三頭筋を意識して、バーベルを上下させますが、バーを降ろす位置はみぞおち付近に下がってきます。
n a o
ゴールドジムスタジオインストラクター兼スタジオディレクター。
1996年よりボディビルを始め、2005年東京選手権優勝、2015年日本選手権女子フィジーク2位、2016年北京アジア大会優勝、2016年世界選手権大会7位、2017年アーノルドクラシックコロンバス8位と、数々の好成績を収める。
取材・文: Woman’s SHAPE 編集部 写真:北岡 一浩
-コンテスト
-ウーマンズシェイプ, Woman'sSHAPE, シェイプアップ, トレーニング, ビック3, ベンチプレス, Woman'sSHAPE vol.06, 胸トレ, ビッグスリー, 筋トレ, バストアップ, ダイエット, シェイプ&ビューティBIG3, 大澤直子, 大胸筋上部, nao, ナオ, 大胸筋