8月20日(日)、横須賀芸術劇場にて『ベストボディ・ジャパン横浜大会』が開催され、チャーミングな笑顔が特徴的な飯田優華(いいだ・ゆうか/23)さんがミス・ベストボディ部門、ガールズクラス(18歳〜29歳)で4位入賞を果たした。以前は体重が62kgあり、そこから健康美ボディを手に入れた飯田さんが考える、健康美を作るための方法とは?
――横浜大会での感想をお聞かせ下さい。
「やはりみなさんレベルが高かったです。首都圏で開催される大会に出場するのが初だったので、自分がどこまで戦えるのかの挑戦でした。4位という順位に納得できず、悔しい思いでいっぱいです。ただ、さすがハイレベル。得たものが大きいのでトレーニングやポージング、表情や雰囲気作り、全てに還元してさらにレベルアップできそうです!」
――飯田さんがベストボディ・ジャパンに出始めたきっかけとは?
「前の職場の先輩たちがコンテスト出場者で私も出てみたいという思いがあり、2022年の甲府大会を見に行って感動を受けました。もともと表現スポーツである新体操をやっていたのでステージに抵抗はなく、むしろステージ大好き人間なんです。すぐにその年の静岡大会への出場を決めました!」
――健康美を作る上で意識していることはありますか?
「曲線美を意識しています。骨格メイクが得意なので、それを生かしたトレーニングをしています。私はストレートよりのナチュラルになるので、クビレが見えるようVシェイプ、そしてお尻の作り方を意識しています。食事面では、とにかく食べるということです。PFCバランスをよくすることを意識して食べています。私は白米が大好きなので減量中も常に白米です。オフのときは好きなものを好きなだけ食べて、その分動いて身体、ボディラインを維持しています。減量中は1日5~6食。オフでも仕事が変則的なので1日3~4食取ります」
――飯田さんが理想とする身体はどのようなものでしょうか?
「男女問わず、年齢問わず綺麗で、かっこよく、健康的だと思っていただける身体作りを目指しています。筋肉モリモリももちろんかっこいいですが、いつまでもヘルシーで、脂肪も味方につけたボディメイクを心がけています。誰もが憧れるボディラインは健康的であることが大切だと思います。私が目指しているのは『トレーニングが日常生活の一つになる』。これを浸透させていくことなので、この身体を作る理由になっています!」
――ご自身のInstagramに「好きな物食べて-10㎏成功」とありましたが、以前は10㎏近く太っていたのですね。
「はい。新体操を高校3年生で引退して、専門学校で上京しました。そのとき世間はタピオカブームで、田舎モンの私は地元の友達に自慢したいがために毎日のようにタピオカを飲んでました(笑)。そしたら当たり前のようにみるみる太っていき、ズボンもサイズ42じゃないと入らなくなりました(笑)」
――そこからどのようにして身体を変えていきましたか?
「このままじゃやばい!と専門学校で学んだことを自分にアウトプットするかのように食事も運動も始めました。そうするとみるみるうちに身体が変わっていき、体重が63kgから一番軽くて49kgまで、半年で約10kg減に成功しました。ズボンのサイズ34まで細くなりました!」
――かなり食事も節制された?
「いえ、タピオカをやめて運動を始めただけです(笑)。友達とハンバーガーショップも行くし、食べ放題も行くし、お酒も飲みました。運動だけでここまで変われたんです。この成功体験からパーソナルトレーナーになりました! 現在はTraining Studio Palanというパーソナルジムの代表トレーナーを勤めています。食事と運動を掛け合わせて会員様がどんどん変わっていく姿を見て、これが天職なんだなと感じています」
――飯田さんが考えるベストボディ・ジャパンの魅力を教えて下さい。
「ほかのコンテストにはない、キラキラなステージングだと思います。かっこよさ、綺麗さはもちろんのこと、ウォーキング審査のフリーポーズで自分の色をとにかく出しにいけます。『私』を伝えることのできるコンテストなので、結果で恩を返すことも出来るのかと。競技者も多いので、新しい交友関係の発展にもなるのが素敵なところでもありますね」
――最後に、健康美を作る上でのアドバイスをお願いします。
「こうなりたい!と理想があるなら行動しちゃうのが一番早いです。ただ痩せていて腹筋のラインが出ているのと、トレーニング、運動をして腹筋のラインが出ているのでは全く見た目が違います。どんな健康美を思い描くかでやり方は変わってきますが、過度なダイエットはリバウンドに繋がりやすくなります。いつまでもヘルシーでいるためにも『食べて動く!動くから食べる!食べたいから動く!』。これさえできれば完璧です!!」
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中原義史