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砂時計型のカーヴィーなボディで56歳がグランプリを獲得!お尻を中心にハムストリングなど下半身を強化

上志幸さんぱっちりとした力強いまなざし、スリムながらも作り込まれた背中と太腿。先日催された『ベストボディ・ジャパン2023静岡大会』において、上志幸(じょうし・ゆき/56)さんが、ミス・ベストボディ部門クイーンクラス(50〜59歳)でグランプリを勝ち取った。

【写真】上志幸さんの砂時計型のカーヴィーなボディ

上志さんは、別部門であるミス・モデルジャパンで、多くの地域でグランプリ・準グランプリと結果を残してきた経歴を持つ。カテゴリー転向の理由を聞いた。

「周りにも随分びっくりされました。なぜ結果が出ているカテゴリーを離れるのか、とも言われたのですが、自身の体型を客観的に見た時に、華奢な骨格の方と比べるとどうしても大きく見えてしまうといったことや、砂時計型のカーヴィーなボディへの憧れもあったので、思い切って決断しました」

「カテゴリーの変更にあたり、お尻を中心にハムストリングなど下半身の強化をするとともに、ピラティスやアライメント(姿勢の調整)にも力を入れました。新たな挑戦でしたので、結果を残すことができて嬉しいです」

元々、3年前に始めたボディメイクは「肩こりの改善」という「非常にゆるい理由」(本人談)であり、1年ほどは嫌々やっていたという。

「娘もトレーニングをしているのですが、巻き肩や姿勢の悪さ、平たいお尻などは筋トレがいいと。何歳から始めても効果があるからと勧められて、それでも飽きが生じてきたころに一緒に行ったレッスンで、『今すぐ大会にエントリーしたほうがいい』『あなたならサッシュ(入賞者にかけられる勲章帯)が獲れる』とコーチに言われ、どうせならやってみようとチャレンジしました」

コーチの先見どおり、その後は壇上を駆け上ることとなる。なんとなくの出場から今では「生まれ変わってもベストボディに出たい」とまで語るその原動力とは?

「ベストボディ・ジャパンは、身体の造形だけでなく髪型や雰囲気、表現力、品格までトータルパッケージで評価されます。なので、観客として見ていても、人となりまでキラキラとして魅力的な方が多い。そういう世界観が好きなんです」

自身も大会に臨む際は、会場の照明に合わせて複数の衣装を用意し、髪型も「自分が好き、ではなく自分に似合う」をプロに判断してもらうという。徹底した意識は、歴戦の貫禄を感じる。今後は、集大成である日本大会の前に、関西大会への出場も控える。そこではミス・モデルジャパン部門とミス・ベストボディ部門のダブルエントリーを行うという。

「どちらの部門で日本大会を戦うかをまだ試行錯誤中なので、とにかく経験を踏んでいきたいです。ダブルでの出場は大変だと思いますが、精一杯頑張ります」

両カテゴリーでのサッシュを掛ける上志さんの姿を壇上で見られるか。注目の一戦が待ち遠しい。

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

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