8月20日（日）開催のマッスルゲート東京ベイ大会にて、初出場にもかかわらず出場した2階級において優勝と3位という好成績を残した柴田奈津子（しばた・なつこ/46）選手。ドリームモデルという2022年にマッスルゲートに新設された、イブニングドレスをまとってのボディコンテストで、158cm以下級優勝、40歳以下50歳未満の部で3位という活躍をみせた。
【写真】柴田奈津子さんの絢爛なドレス姿＆趣味のバイク、アイスクライミング写真
「今まで優勝してきた選手は、自分とは全く違う身体の傾向だったので、満場一致の審査票１位と知ったときは感動しました。日ごろの尊敬する選手の方々から『よかった』と評価を受けたのはすごく自信になりました」
ボディメイクは、元々ダイエット目的でスタジオレッスンから始めたという。
「そこでフィジーク選手として大会に出場しているトレーナーの方から『あなたはスタジオレッスンをしている場合じゃない』『骨格が大会向き』『もっと目的をもってトレーニングすべき』と言われました。痩せるために入ったのに逆に筋肉をつけろと言われ、入会1カ月でウエイトトレーニングのできるジムに移籍しました。また、私は性格がぐうたらなので何があっても通える距離のジムにしました。そこには羽鳥まりえさんというビキニの選手がパーソナルをしていたという理由もあります。そのころには大会に出るという意識はあったんだなと思い返します」
週4日のトレーニングのうち、２日間は弱点の背中に費やすという。
「ドリームモデルの衣装は背中が大きく開くので、とにかく綺麗な背中にしたかったんです。まだまだ課題はありますが、40代によくある「下着に肉が乗る」状態から現状まで持ってくることができました。また、大会出場に関しては、主人の応援の賜物だと思っています。仕事とトレーニングで疲れ切っている私に、全面的な家事のサポートからボディチェックまでしてくれました。主人も元々ウエイトトレーニングをしていて、合トレもしたことがあります。サーフィン、クライミング、バイクと色々な趣味を共有してきました。一緒になって楽しめる人がいるというのは強い支えになります。ちょっと、アクティブさに振り回されている感はありますが（笑）」
ドリームモデルというカテゴリーの魅力は、夢のような瞬間を味わえることだという。例えるなら「結婚式」だと柴田さんは言う。
「キレイな衣装、華やかな舞台、いつもとは全く違う自分。誰もが『キレイ』と褒めてくれる世界に立つ快感は、立った人にしか味わえないと思います。ぜひ、皆さんにも味わってもらいたいです。特にマッスルゲートは参加基準が低く、手続きも簡単で誰にでもチャレンジできる大会です。出てみようかな、と悩まれてる方には初挑戦の場としておすすめします」
今後は、11月の千葉大会、12月のゴールドジムJAPAN CUPに出場予定だと語る。
「将来的には、JAPAN CUPでの優勝を目指したいです。そして、この先50、60、70歳になってもカッコいいと思われる自分でありたいと思っています」
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取材：FITNESS LOVE編集部 文：にしかわ花 撮影：北岡一浩
