10月14日、スペインで開催されているIFBB(国際ボディビル・フィットネス連盟)主催の国際大会『アーノルドクラシックヨーロッパ』のボディビルマスターズ60歳以上級で林勇宇(はやし・ゆうう/62)選手が金メダルを獲得した。
【画像】62歳・林勇宇選手がアーノルドクラシックヨーロッパで見せた肉体美
アーノルドクラシックヨーロッパとは伝説のボディビルダーとしても知られる俳優、アーノルド・シュワルツェネッガーが主宰する世界大会で世界チャンピオンやヨーロッパチャンピオンなどの強豪選手が世界各国から集結し、毎年ハイレベルな闘いが繰り広げられている大会だ。
林選手はトレーニング歴30年以上、ボディビルデビューは41歳のときに『江戸川ボディビル選手権』で、2015〜2018年日本マスターズ選手権4連覇、2016年世界マスターズ選手権クラシックボディビル50歳以上級で2位などの実績を積み上げてきた。
林選手は昨年オープンした自身のジムの経営に追われる中、自身の身体に磨きをかけてきたが、今年8月に行われた日本マスターズに際しては「ジム経営に追われる中で、年齢からくる肉体の進化の停滞に苦悩し、出場を悩んだ」と取材で答えていた。しかし、林選手と同階級60歳以上級の昨年度王者でタレントの角田信朗選手の勧めで出場を決意し、角田選手を破るも髙橋一彦選手に破れ2位。その悔しさを払拭するかのような笑顔を今大会のステージでみせた。
日本選手団は今大会に23名が出場しているが、後に続く選手たちの士気を上げたに違いない。
アーノルドクラシックヨーロッパは現地時間で15日まで続く。
次ページ：62歳・林勇宇選手がアーノルドクラシックヨーロッパで見せた肉体美
取材：FITNESS LOVE編集部 写真：Igor & Jakub
