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賞金100万円は喜納穂高の手に!ジュラシックカップが盛大に開催「ナチュラルボディビルで生活できる環境を作る」という想いに多くの支援

喜納穂高選手10月29日(日)、愛知県・尾張旭市文化会館で『ジュラシックカップ』が開催され、喜納穂高(きな・ほだか)選手がグランドクラスで優勝し、賞金100万円を手にした。

【写真】喜納穂高選手の肉体美

ジュラシックカップとは、日本屈指のボディビルダー合戸孝二選手(2005年、2007~2009年日本ボディビル選手権優勝)と木澤大祐選手(2021・2023年日本ボディビル選手権2位)の2人が主催するボディビルの大会。クラウドファンディングではボディビル大会史上最高額の総額1,000万円を超える支援、チケット倍率10倍と大きな注目を浴びての開催となった。

大会のコンセプトは①ナチュラルボディビルで生活できる環境を作ること、②アンチドーピングを啓蒙すること、③ボディビルの魅力を多くの方に発信すること、以上の3つが掲げられ、選手だけでなく、ボディビル愛好家などさまざまな人たちの応援のもと盛大に行われた。

開催カテゴリーはボディビルのみで、ルーキークラス(20歳以下限定)、ノービスクラス(JBBFにてボディビルコンテスト初出場)、オープンクラス(JBBF主催大会のトップ3および日本選手権ファイナリストになったことがない)、グランドクラス(招待選手・事前選考通過者、オープンクラス・ノービスクラス・ルーキークラスの優勝者)の4クラスで競われ、グランドクラス優勝者は100万円、そのほか各クラス3位以内にも賞金が贈られ、総額300万円が用意された。

国内のボディビル団体でドーピング検査を実施しているJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)は非営利団体で、優勝賞金はなく、あくまで「アマチュア」として別の仕事をしながら競技を行っている。そういった現状に対して、合戸選手、木澤選手は「ボディビル競技でも生活できる世界を作りたい」と賞金を懸けた戦いの場を設けた。優勝賞金を用意することで、大会・ボディビルへの関心を集めることがスポンサーを獲得する第一歩だという考えだ。

子育てをしながらボディビルを行う喜納穂高選手は大会後、優勝の喜びと共にステージで家族への感謝を述べた。

「本当にびっくりしました。コンディションを日本選手権よりも上げてやろうという意気込みで頑張りました。ここまで来るのに家族の協力がなければ達成できませんでした。この賞金で家族旅行に行きたいです」

ジュラシックカップは来年10月に東京での開催が決定し、グランドクラスの優勝賞金は300万円、賞金総額も500万円が用意されると発表があった。ボディビルで生活ができる世界を作るために、本大会の規模を拡大していくという2人のボディビルダーの夢が実現へ向けて歩みを進めていた。

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取材・撮影:FITNESS LOVE編集部

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