10月13日~15日にスペイン・マドリードで開催された『IFBBアーノルドクラシックヨーロッパ』で本田有希子(ほんだ・ゆきこ/31)選手がフィットモデル164cm以下級で銀メダルを獲得した。本田選手は勝因を「お尻と肩のワイド感」だと分析しており、その作り方を教えてもらった。
【写真】お尻と肩のワイド感が強み!本田有希子選手のスイムスーツ姿&ドレス姿&ビキニ姿
フィットモデルは、スイムスーツ(ワンピース水着)とロングイブニングドレスの2つのコスチュームで審査を行い、本田選手はスイムスーツの審査では2位だったが、ドレスでは1位の評価を得た。
「肩のワイド感、ウエストのくびれ、お尻のワイド感が強みなので、アウトラインをより審査していただけるドレスで高評価をいただきました。逆に、スイムスーツでの評価が低かった要因としては、課題の背中と脚が見えるためだと思っています。2位という順位はうれしい反面、ドレスでは1位だったのに対して、スイムスーツで点数を取れずに合計で(1点差の)2位というのは悔しかったです」
トレーニングはエクサイズトレーニングスタジアムの柏木三樹トレーナーの指導を受けている本田選手。
「肩はショルダープレスを中心にワイド感を付けることができていると思います。8回3セットですが、肩がちぎれそうになるくらい1回1回を追い込んでいただいてます。お尻はスミスマシンで(柏木先生考案の)お尻狙いのニーリングバックランジをすることでワイド感を作ることができていると思います」
正面での肩やお尻のワイド感では海外の選手に対しても差を付けることができた本田選手だが、サイドポーズでは課題を見つけたと答える。
「サイドポーズを取った際に、海外の選手たちは骨格もあると思いますが、お尻の立体感が全然違いました。なので、次の課題はお尻の立体感、ピークの高さをつけることだと思っています」
本大会で手応えと課題を明確化した本田選手は、続く10月31日からスペイン・サンタスサンナで行われる『IFBB世界選手権』へと向かう。
「海外の選手たちは脚を作り込んでいます。一朝一夕では、そのような脚を作ることはできませんが、アーノルドクラシックヨーロッパから世界選手権までの期間で少しでも絞っていきセパレーションを出していきたいです」
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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:Igor & Jakub