ボディコンテストで結果を残した選手は、普段はどのような仕事をしていて、どのようにトレーニング時間を捻出しているのだろうか。今回は、9月17日(日)に開催されたJBBFオールジャパンフィットモデルチャンピオンシップス40歳以上級で2位の好成績を残した松永麗華(まつなが・れいか/40)選手に話を聞いた。普段はトレーニングウェアブランドの経営などに携わる松永選手の、多忙でトレーニングができない中でもストレスを溜めない考え方とは?
「大きく分けて二つの仕事をしています。一つはメンズトレーニングウェア&ゴルフウェアブランドUhoo(ウフォ)の経営。もう一つは、某有名サイトのお荷物を台車(カート)を押しながら配送するお仕事を、人材を入れて行っています。トレーニングウェアは、楽しくトレーニングできるように明るい色を使って作っています」
経営者として忙しく働く日々では、いつトレーニングしているのだろうか。
「日中は全く時間が取れないので、早起きをしてお仕事前にトレーニングをするようにしています。そのため、睡眠の質を上げる工夫をしています。具体的には、ぬるま湯でゆっくりアロマを炊いてお風呂に浸かるようにしています」
松永選手は、トレーニングと仕事の両方を頑張ることによって、どちらにもいい影響があったという。
「トレーニングやコンテストに出始めてから、姿勢を常に心がけるようになりました。それによってステージでの姿勢が良くなったと思います。また、仕事での経験から、トレーニング中も諦めない姿勢が身についたように思います。仕事と同じように、トレーニングや大会も『いつか結果がついてくる』と捉えられるようになり、プラス思考になったと思います」
ただ、やはり多忙で思うようにトレーニングできないときがある。そんなときにストレスを溜めない工夫も。
「前までは3日間トレーニングできないと焦ってストレスを感じておりましたが、今は『そんなに焦っても筋肉は育たない!』『気持ちと筋肉は比例する。筋肉も丁度休みたいときだ!』など自分に暗示をかけることによってストレスを軽減しております」
松永さんから、多忙でトレーニング時間が思うように取れない方々に向けたアドバイスをもらった。
「トレーニングできないときは、トレーニングの準備期間だと思うといいと思います。トレーニングに必要な可動域やケガ防止を意識して、ストレッチなどをして過ごすことがおすすめです。その意識でいると、思うようにトレーニングできない日々でも焦らずにいれると思います!」
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取材・FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介