コンテスト womens

IFBB世界女子選手権、来年12月に東京開催決定!安井友梨「金メダルを掲げて、それを私のビキニフィットネスのゴールにしたい」

11月30日(木)にJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)のホームページにて「2024 IFBB世界女子選手権と男子ワールドカップ東京開催決定」のニュースが発表され、所属選手たちを中心にSNSで話題となった。

【写真】世界一に輝いた安井友梨のスイムスーツ姿

JBBFの青田正順(あおた・まさのり)会長によると「会期は来年の12月5日~7日を予定」とのことで、開催の経緯については昨年の世界選手権に帯同した際に、IFBBのサントンハ会長から「世界女子選手権をやってくれないか?」と打診を受けた。

今年10月31日~11月6日、スペインで行われた『IFBB世界ボディビル・フィットネス選手権&フィットモデルワールドカップ』では20名の日本代表が金メダル6個、銀メダル5個、銅メダル4個を持ち帰る大活躍を見せた。

中でも注目を浴びたのは、日本人女子初となる一般の部での優勝を成し遂げたボディフィットネスの大谷美咲選手。日本選手団の木下美弥子監督は「大谷選手はトータルパッケージがほかの選手を上回っていることがすぐに分かりました。また、すべてのジャッジが大谷選手に注目しているのだなという感触もありました」と大谷選手の活躍を現地の評価を交えて振り返ってくれた。

大谷選手を始め、フィットモデルワールドカップで金メダルを獲得した安井友梨選手、女子フィジークで銅メダルの荻島順子選手など、各カテゴリーで日本女子選手が活躍をみせた。

来年、日本での世界女子選手権では日本選手団の益々の活躍が期待される中、安井選手は「来年は女子の世界大会が38年ぶりに開催されることになりました。今年はフィットモデルで世界一になれたので、来年はビキニフィットネスで、皆様の前で金メダルを掲げて、それを私のビキニフィットネスのゴールにしたいと考えています」(ウエイトトレーニング雑誌『IRONMAN2024年1月号』より)と決意表明。

また、青田会長は東京開催に際して、世界的に問題となっているボディビル競技におけるドーピング問題について、強い姿勢を見せていく方針を示した。

「外国に関しては、ボディビルダーがドーピングするのは当たり前という空気すらあります。『ドーピングをしないほうがおかしい』という海外選手の声を聞いたこともあります。でも、それはスポーツ競技としておかしいというのがJBBFの考えです。倫理的に『ドーピングはいけないよ』と言って聞いてくれるような世界だったらいいのですが、『そんなの建前でしょ』となってしまうのが現状だったので、検査して数字で表してあげないといけないと考えています。外国の選手が検査をしない、検査から逃げてしまうといったことが以前の世界選手権であったので、出場選手には逃げられないやり方を東京開催では提案していきたいです」

次ページ:世界一に輝いた安井友梨のスイムスーツ姿

取材:FITNESS LOVE編集部 大会写真:Igor & Jakub

次のページへ >


-コンテスト, womens
-