「夢中になれる何かを見つける」というのはなかなか簡単なことではない。ベストボディ・ジャパンが主催するモデルジャパン2023日本大会のミス・モデル部門ガールズクラス（18～29歳）で5位入賞を果たした福岡出身の井上まひろ（いのうえ・まひろ／23）さんは何かに熱中したいという思いから昨年ボディコンテストへの挑戦を決意した。身体の変化とともに得た心の変化を振り返ってもらった。
「夢中になれるものがほしい」と「ダイエットがしたい」という2つの想いから知り合いのパーソナルジムに通うようになったことで井上まひろさんのフィットネスライフが始まった。
「筋トレをしていくと段々と楽しくなっていきました。トレーニングを始めるまでは身長164cmに対して、体重54kgほどの体型で、友だちからは『痩せているね』と言われてはいましたが、自分自身では着痩せしているだけでメリハリのない身体がコンプレックスでした。それがトレーニングするうちにみるみる変わっていって嬉しかったです」
「どうせトレーニングするなら何か目標がほしい」という思いから、ベストボディ・ジャパンの大会に出場することを決意。初戦の福岡大会、次戦九州大会と「ウエストがくびれているスリムな体型」が評価されるミス・モデルジャパン部門でグランプリを獲得し、デビュー年でいきなりの日本大会5位にまで駆け上がったが、仕事との両立は簡単なものではなかったと振り返る。
「身体障がい者施設で介護士をしていて、仕事終わりにジムに向かうのですが、体力的にも時間的にも結構大変でした。遅いときでは22時からトレーニングすることもありましたが、週4～5日は通うようにしていました」
メリハリのあるスリムなボディラインを手に入れた井上さんは、見た目の変化以上に心の変化を喜んでいた。
「何かに打ち込める日々はとても充実していて、心も身体も健やかになれるものに出会えたことはとてもよかったです。次はトレーニングのことも勉強して、フォームなども磨いていきたいです」
取材・撮影：FITNESS LOVE編集部
