12月10日(日)、TFTホール1000にて『SUMMER STYLE AWARD JAPAN PRO GRAND PRIX』が開催され、りな(りな/31)さんがビューティーフィットネスモデル部門shortクラスでグランプリに輝いた。さらに、りなさんは同部門の優勝者で競われるオーバーオールでも優勝を獲得。観客を魅了するステージングで見事2冠を手にした。
女性らしさを追求するこの部門。ある程度の丸みのあるアウトラインと、しなやかなポージングといった、健康的かつ美しい仕上がりをステージで表現することが求められる。出場者全員がPROカード保有者というハイレベルな戦いの末、オーバーオールチャンピオンに輝いたりなさんの強さは納得のものだった。
コンテストへの挑戦は今年で4年目となるりなさん。昨年の同大会では見事グランプリを獲得したものの、オーバーオールは惜しくも敗退。悔しい結果で終わっていた。
「今大会では必ずオーバーオールまで勝ち進み、昨年の雪辱を果たす気持ちでこの1年間トレーニングを積んできました。絶対に2冠を獲ると言い続けてきたので有言実行ができてよかったです」
そんな彼女がオーバーオール優勝という目標を達成するための努力は計り知れないものがあった。
「身体づくりに関しては絞りすぎず、カテゴリーに合った身体づくりを意識してきました。また、上位になってくるとステージングでのわずかなミスが命取りになりかねません。自分の持つ力を100%出し切るためのステージング練習は昨年の倍以上の時間をかけて磨きをかけてきました。本番を想定した練習はとても大切だと考えています」
普段は歯科衛生士として働くりなさん。さらには同団体の公認講師も務めている中、どのようにして自身のトレーニングの時間も確保してきたのだろう。
「わずかな時間でも無駄にしないことを意識して日々を過ごしてきました。仕事中のお昼休憩の時間は毎日スタジオへ行き、ポージング練習をしていたんです。追われる立場になった以上、誰よりも努力をしなければならないという一心で駆け抜けてきました」
悲願のオーバーオール優勝を勝ち取り、正真正銘のチャンピオンとなったりなさん。勝利の余韻に浸っていると思いきや、早くも彼女の気持ちは来シーズンに向いていた。
「一つのことを極め続け、努力を怠らない私の性格はこの競技に上手くマッチしたんだと思っています。そして、努力は裏切らないということをフィットネスを通して再認識することもできました。来年以降は絶対女王として連覇し続けます!」
努力を怠らず、目標に向かってひたむきに頑張り続ける彼女のさらなる進化をこれからも追い続けたい。
取材:池田光咲 撮影:舟橋賢
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