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日本大会2連覇!55歳・シングルマザーが均整の取れたモデルボディを披露

木下孝子さん育児や介護などに追われて、自分の時間をなかなか取ることができずに諦めている人もいるかもしれない。シングルマザーの木下孝子(きのした・たかこ/55)さんもその一人だった。2人の娘さんたちから「好きなことをやって輝いてね」と背中を押してもらい、53歳でベストボディ・ジャパンに挑戦。翌年54歳で、ベストボディ・ジャパンが主催する『モデルジャパン日本大会』ミス・モデルジャパン部門のクイーンクラスでグランプリ。挑戦開始から2年後の今年11月に2連覇を達成した。

【写真】木下孝子さんの均整の取れたビキニ姿

「素晴らしい選手の皆さんの中で、私を日本グランプリに選んでいただき、そして2連覇も獲得させていただき、とても嬉しく光栄に思います。皆様にたくさん支えていただき感謝申し上げます。誠にありがとうございました」

木下さんは今年一番のコンディションで日本大会に臨めたことを結果以上に喜んだ。

「昨年度はお尻を大きく丸くするトレーニングがメインでしたが、ずっと課題だった巻き肩と肩幅の改善、前腿の張りの改善をメインに、トレーニングとウォーキングで体幹を鍛えて中心軸の強化、背筋や腰、ヒップ全体、ハムストリングなどの後ろの筋肉を強化して、均整の取れたボディを目指しました。トレーニングのときは重量を軽く、回数を多くして、ピンポイントでしっかり効かせることを意識しました。筋線維一本一本を均等に鍛えるようにして、バランスの取れた美しいボディラインを作れるようにしました。今季の大会の中で、一番良い出来を日本大会のステージで皆さんに披露させていただけて、それが結果にもつながり自信を持てました」

木下さんがジムに通い出したのは2年半前と日は浅いが、ベストボディ・ジャパンを象徴する存在の一人と言えるほど存在感を示している。

「私がベストボディ・ジャパンにチャレンジしたのは53歳で、54歳のとき日本グランプリ、今年55歳で2連覇をさせていただきました。年齢や肩書に関係なく挑戦できることがベストボディ・ジャパンの一番の魅力ですね。それとやはり豪華なステージングの素晴らしさや、華やかな照明、臨場感のある音響なども大好きです。一般的なボディコンテストと違い、スポーツ競技性とファッションショー的な要素は、選手としてステージに立ち、参加される方も観ている観客の方々も、とてもワクワクしながら楽しめるところも魅力ですね。わたしもすっかり魅了されてしまっています」

53歳までは子育てや親の介護などで精いっぱいの日々を送っていたという木下さんだが、ベストボディ・ジャパンに出会って人生が変わったと振り返る。

「過去、家庭の事情もあり、自分自身の人生を生きることを諦めていました。しかし、思い切ってベストボディ・ジャパンに出場するようになって、『綺麗になったね』とか、『若返った』などと言われるようになりました。そんなふうに言っていただけて、とても嬉しいです。歳を重ねることに希望を持てるようになりました」

ベストボディ・ジャパンの公認講師としても活躍の場を広げる木下さんはコンテスト出場を強く勧める。

「勇気を出して一歩前に踏み出してください。行動することで、そこからの経験が人生を豊かにしてくれます。いくつになっても伸び代はあります。"個育て"を楽しんでいきましょう。結果が全てではありませんし、そこで自分の評価が決まるわけではありません。色んな経験の中での気づきがあるからこそ、人は変わって前に進んで行けます。人と比較せずに。常に目指すのは最高の自分自身。誰もが宝石の原石。お互いに自身を切磋琢磨することを楽しみながら人生を謳歌していきましょう」

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取材:FITNESS LOVE編集部 写真提供:木下孝子

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