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「ブラットピットに憧れて」トレーニングを開始し、ジャパンカップ2位!1年で大きく身体を変えられた理由は、「50セット」のトレーニング

櫻原國明選手10月29日(日)に開催された第1回ジュラシックカップでオープンクラス優勝、さらにJBBF日本選手権ファイナリストが出場するなど強豪ひしめくグランドクラスでも5位入賞を果たし、今年一気に飛躍した櫻原國明(さくらばる・くにあき/34)選手。12月10日(日)に開催されたゴールドジムJAPAN CUPのボディビル75kg以下級でも2位に食い込むなど、確かなアップデートを見せている。「1日50セットのトレーニング」や「減量中毎日アイスを食べる」など、躍進を遂げた櫻原選手のトレーニング・食事法に迫った。

【写真】櫻原選手のバキバキに割れた腹筋&全身の筋肉

「映画『ファイトクラブ』のブラッド・ピットの身体に惚れ込み、自分もあの身体に近付けようと、本格的に筋トレを始めました。そのうちBIG3にハマり、高重量を追い求めていたところ、肩に酷いケガをしてしまって。ケガをしないフォームを研究していたところ、元パワーリフティング世界チャンピオンの三土手大介さんが提唱する4スタンス理論に辿り着きました。それからは府中のジム・ノーリミッツに通い、三土手さんからBIG3の基礎について学び、4スタンス理論の資格も取り、今ではトレーナーとしてお客さまにも指導しています」

そんな櫻原選手の普段のトレーニング法とは?

「トレーニングは、基本的に週5日間、2日間オフの上半身・下半身の2分割で、1週間に2回は筋肉に刺激を入れることを意識して回します」

昨年は東京クラス別ボディビル選手権75kg以下級で6位。反省点もいくつか見られ、主に有酸素運動、トレーニングボリュームを大幅に変更した。

「去年の大会の自分を振り返ると、バルクも足りなかったし、絞り切れてもいなかったですね。『有酸素の時間をトレーニングに充てた方が、時間効率が上がるのでは?』と考え、今年は思い切って有酸素を止めました。また、今年のトレーニングにおける自分なりのテーマは『ボリュームと頻度』だったので、トレーニングのボリュームを去年の倍の50セット行うことにしました。もちろん、去年に比べて重量は下がりましたが、毎度きちんと追い込めています」

バランスの良く発達した全身の筋肉を持つ櫻原選手。特に褒められる部位は「腹筋」だという。

「週に1種目、ドラゴンフラッグしかしませんが、腹筋をよく褒められます。脚のトレーニング中に腹筋が筋肉痛になることもあるので、無意識的に腹筋をよく使っているようです。ただ、ウエストが他の選手より太いのが悩みなので、今後はコンディショニングで骨盤を小さく見せる方法を試したり、背中・肩・腕を大きくすることでウエストを細く見せたり、ポージングの魅せ方をもっと研究したりして、今以上のアウトラインを作っていきたいです」

あのレジェンドボディビルダーからのアドバイスも今年の飛躍に繋がっていた。

「三土手さんと並んで影響を受けた選手は、ミスター日本で14回優勝された小沼敏雄さん。ポージングを観る目がピカイチで、とても信頼している方です。大会の2週間くらい前に『もっと黒く焼いた方が良いよ』との助言をいただいたので、隙間時間に思いっきり焼きました。結果、良い成績が残せたので感謝しています」

櫻原選手は減量中、意外にも「毎日アイスを食べる」という。

「食事は、基本的に同じ食事を摂ります。1日の総量で、白米800g・鶏むね肉約650g・全卵4個を、4回に分けて食べますね。野菜は好きなモノを食べたい量食べます。今回は半年かけてじっくりと減量したので、食欲を爆発させないために、毎日がチートデイの『寝る前にアイスを食べる』という習慣も取り入れられたので、ストレスなく減量が進んで良かったです」

トレーニングボリュームの大幅増加、レジェンドからのアドバイス、ノーストレスな食事で結果を残すことができた櫻原選手。今後の目標は?

「来年もジュラシクカップに出場して、今年より良い結果を残せたら嬉しいです。具体的な大会は決めていませんが、来年はJBBFの大会にエントリーしようと思っています」

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取材:山口夏織 撮影:FITNESS LOVE編集部

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