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「二刀流」挑戦で準グランプリ獲得!自慢のウエストラインで観客を魅了

前川紗希さん12月10日(日)、TFTホール1000にて『SUMMER STYLE AWARD JAPAN PRO GRAND PRIX』が開催され、前川紗希(まえがわ・さき/28)さんがビューティーフィットネスモデル部門tallクラスで準グランプリに輝いた。女性らしさを追求するこの部門。ある程度の丸みのあるアウトラインと、しなやかなポージングといった、健康的かつ美しい仕上がりをステージで表現することが求められる。出場者全員がPROカード保有者というハイレベルな戦いの末、見事準グランプリをもぎ取った前川さん。ビキニモデルとビューティーフィットネスの二刀流を選択した前川さんの活躍の裏にあった努力とは。

【写真】前川紗希さんの自慢のウエストライン!ビキニ姿も

ビキニとモノキニの二刀流

コンテストへの出場は今年で4年目だという前川さん。なんと彼女は前日に開催された同団体の決勝大会ではビキニモデル部門で出場。異なるカテゴリーでの同時出場は新たな挑戦であり、まさに『二刀流』となった。

「昨年まではビューティーフィットネスモデル部門に絞って出場してきました。でも、長くサマスタに関わる中でビキニモデル部門で着用するキラキラビキニの魅力に引き込まれる自分がいて……。私には無理だという抵抗感も最初はありました。それでも、2022年の夏にビューティーフィットネスモデル部門で日本一を頂き、自分の可能性を違うところで見せたいという思いが強くなり、ビキニモデル部門でも挑戦しようと決心しました」

新しい部門への挑戦を決心する選手は決して少なくはない。しかし、身体作りの難しさなどから同シーズン内で『二刀流』をする選手はなかなか居ない。転向という選択肢もある中、彼女はなぜ『二刀流』という選択をしたのだろう。

「もちろん私の中でも転向という選択肢もありました。でも、自分が二刀流でどこまで勝負できるのか知りたかったんです。そしてなにより、誰も成し遂げたことのないことに挑みたいという強い思いから『二刀流』への挑戦を決断しました」

強みはVシェイプ

まさに前代未聞の挑戦を決断した前川さん。今大会に向けたトレーニングは決して平坦な道のりではなかったという。

「2つの部門に出場するということは、コンテストに向けた練習量も2倍になるため余裕を持てませんでした。特にポージングは表現が大きく変わってくるので対策に苦労しましたね。身体作りに関しては課題であった脚の強化と強みであるVシェイプ(ウエスト)の強化を中心に取り組んできました。もちろん、両部門ともグランプリを目指して頑張ってきたので悔しさはありますが、自分なりのベストパフォーマンスはできたので良かったです」

コンテストに向けた鍛錬は苦労も多かったというものの、最後まで走り抜き、清々しい表情を見せる前川さん。そんな彼女に今後の目標を伺った。

「正直、まだ来シーズンの明確な目標は決めていません。今大会に向けて、かなりトレーニングと向き合う日々が続いていたので、一旦プライベートを充実させつつ、ゆっくりと次の目標を決めていきたいと考えています。大好きなフィットネスをこれからも長く続けていきたいからこそ、プライベートとのバランスを大切にし、楽しむ気持ちを忘れないようにしていきたいです。そして、楽しむことが1番の成長の近道だということを皆さんにもぜひ伝えたいです!」

彼女の成長が止まらない秘密は、心からフィットネスを愛する気持ちの大きさに隠されているのかもしれない。

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取材:池田光咲 撮影:舟橋賢

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