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来年還暦の女性が鍛え上げた腰から張り出した強い太もも!世の中の女性や同世代に伝えたいこととは

長島雅子選手12月10日(日)に開催されたゴールドジムJAPAN CUP・ボディフィットネスで来年還暦を迎える年にも関わらず、年齢や身長が関係のないオーバーオール3位の成績を残した長島雅子(ながしま・まさこ/59)選手。SNSでもエクササイズやストレッチなどについて発信している長島選手はどのようにトレーニングをしているのだろうか。また、世の中の女性や同世代の方に伝えたいこととは?

【写真】来年還暦には見えない!長島雅子選手の張り出しの強い外側広筋とキレのあるカーフ(ふくらはぎ)

今大会の約3カ月前の9月に行われた、年齢別の日本一を決めるオールジャパンマスターズフィットネスチャンピオンシップスでは、ボディフィットネス55歳以上級 で2位に輝いた長島選手。長いオンシーズンを終え、疲労回復の大切さを振り返る。

「加齢とともに、年々身体の回復が遅れているのを実感しています。若手選手のボリュームがアップし、年々レベルが上がっていました。どの選手も素晴らしいフィジカルを持っているので、日々のトレーニングを丁寧にやることは必須だと思っています。減量もトレーニングもやりすぎると疲労回復に時間がかかり、適量で行うことの大切さを実感しています。仕事との両立は大変でした。大会を終えてほっとしています」

長島選手は2010年に腰痛を改善するためにトレーニングを開始。しだいに大会に興味を持ち始めた。

「当時、17年間勤務していたフィットネスクラブが突然閉館になり、メンバーさんたちが混乱していたための対策として、最後のお別れの日までに“自分で決めた目標を実現しよう!”と提案したときの私自身の目標が、“健康美の大会に出ること”でした。それまでも大会に出たいと思っていましたが、ダイエットが嫌でやり遂げられる自信がなく逃げていました」

そして2012年、ミス21健康美大会158cm以下級で優勝、同年の東京選手権・ボディフィットネス158cm以下級でも見事優勝を果たした。また、2016年、2017年のオールジャパンマスターズ・ボディフィットネス50歳以上で優勝。その後も毎年活躍を見せている。

今年は上半身のボリュームアップすることを強化。日によって鍛える部位を分ける「分割法」から一定の周期(サイクル)でトレーニング重量を変えていく「サイクルトレーニング法」に変えたという。

「週5日で1回のトレーニングは、オフ期は90分以内、シーズン中は120分はかかってしまいます。脚、胸、背中、肩をメインに、週5日。1部位につき2種目、ファンクショナルトレーニング(身体の機能を高めるためのトレーニング)を毎回行っています。トレーニング中はターゲットの部位を外さないこと、重さを増やしたときに力が分散したら重さを下げて丁寧に行うことを意識しています」

元々陸上をやっていたことや、インストラクターをしているので脚の感覚が良く、発達した脚をよく褒められるという長島選手。張り出しの強い外側広筋と、キレのあるカーフは目を惹きつけるものがあった。

そんな長島選手もケガをしたときや、身体のキレが悪く思い通りのトレーニングができない時期が続いたことがあったという。

「やるしかない精神で、できることをコツコツやり続けていました。適切な治療を受け、身体の使い方を学んで、ケアを丁寧に行いました。何度もケガを乗り越えているので、必ず良くなると常に前を向く気持ちを持つことを心がけていました」

パーソナルトレーナー、フィットネスインストラクターの長島選手が仕事とトレーニングを両立する方法とは?

「週5日はトレーニングに行くように、固定の仕事のスケジュールと不定期の仕事のスケジュールを調整しています。仕事で遅くなりそうな日は、早朝の勤務前にトレーニングを済ませています」

効果のあった食事に関しては、「PFCバランスを整え、十分にエネルギーを摂ること、サプリメントよりナチュラルな食材で減量している方が体調が良いです」と食事をしっかり摂ることの大切さを教えてくれた。

「来年も元気に大会に出られるようにしていきます」と目標を語ってくれた長島選手。来年還暦を迎える長島選手が同世代や世の中の女性に伝えたいこととは?

「毎年、今年が最後かもしれないと思いながら、今年も出場することができました。“年齢は関係ない”とは言いたいですが、実際に並んでみると体格が追いついていないと実感しています。とは言え、大会に出ていなかったら、ここまで筋肉を鍛え、ピュアな食事をしていることはないと思います。2024年は還暦を迎えます。人生、60歳からが折り返しと言われています。まだまだこれから!健康で綺麗を保ちたいと思います」

「『筋トレは究極のアンチエイジングということ』、『始めた年齢に関わらず、身体は変わることができること』、『諦めないでほしいこと』、『一緒に健康で綺麗になりましょう』ということを世の中の女性に発信していきたいです」

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取材:FITNESS LOVE編集部  撮影:中島康介

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