コンテスト womens

美しいバックポーズで観客を魅了!ダンス経験を活かした堂々のステージング

千原由理奈さん12月10日(日)、TFTホール1000にて『SUMMER STYLE AWARD JAPAN PRO GRAND PRIX』が開催され、千原由理奈(ちはら・ゆりな/25)さんがビューティーフィットネスモデル部門tallクラスでグランプリに輝いた。

【写真】千原由理奈さんの美しいバックポーズ

女性らしさを追求するこの部門。ある程度の丸みのあるアウトラインと、しなやかなポージングといった、健康的かつ美しい仕上がりをステージで表現することが求められる。出場者全員がPROカード保有者というハイレベルな戦いの末、見事グランプリを勝ち取った千原さんの強さの秘訣に迫る。

コンテストへの挑戦は2023年シーズンで3年目だという千原さん。トレーニングを始めた当初はプロ野球チームであるオリックス・バファローズのダンスボーカルユニット『BsGirls』のパフォーマーとして活動。人に見られる仕事だった影響もあり、筋トレを始めたという。

「サマスタに出場している選手は当時の私の目にはとても輝いて映っていました。でも、自分には無理だとどこかで思ってしまっていて……。そんなときに筋トレ仲間の方々が背中を押してくれたこともあり、出場を決意しました」

2022年シーズンはサマスタデビュー1年目ながら、年間通して数多くのグランプリを総なめ。まさに期待の大型新人として頭角を現してきた。

「表現力や体幹に感してはダンス経験が活きたと思います。同時に、ステージで自分を表現できることへの喜びも感じることができました。プロ選手に囲まれる中でも戦えたことは大きな自信につながったと確信しています」

しかし、1年目から成績を残したからこその苦悩もあったという。

「経験が少ない中で追われる立場になったからこそ、今シーズンはまさに自分との戦いの1年でした。過去の自分を超えなければという思いは特に強かったですね。また、去年と違う自分をどう見せていくかを考えることが多かったです。私は経験も浅いですし、認定講師としての活動もさせていただくことになったので、色々なカテゴリーに出場しながら多くのことを吸収することを意識しました。選手としての活躍はもちろんですが、認定講師として活動するからには、全てのカテゴリへの理解を実際に経験することで学び、多くの人に教えられる存在になるための努力は惜しまなかったです。今では私が指導した方々が活躍する姿を見るのも大きな喜びとなっています」

選手としても指導者としても責任感と誇りを持ち、フィットネスと向き合い続ける千原さん。そんな彼女が感じるフィットネスの魅力を伺った。

「フィットネスは人生をいい意味で変えてくれるものだと思っています。身体は自分が頑張らなければ変わりません。言い換えると頑張れば頑張るほど変化するものです。全ての人にコンテストをオススメするわけでは決してありません。でも、明確な目標があるからこそ充実するものがあるのは事実で、目標設定の一つとしてコンテストは素晴らしいものだと思います。私はその素晴らしさをより多くの人に伝えていきたいです」

来シーズンはどのように進化した身体を披露してくれるのか。彼女の成長がここで止まることはないだろう。

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取材:池田光咲 撮影:舟橋賢 

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