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「仕上がり過ぎた」お尻とハムストリングでビキニモデル年齢別日本一!37歳・エステサロン経営者が語る筋トレの魅力

尾髙友里恵さんだんだんと歳を重ねるにつれて着る洋服が体型を隠すものになっているという人は少なくはないだろう。エステサロン経営者の尾髙友里恵(おだか・ゆりえ/37)さんもかつてはその一人だった。昨年のサマー・スタイル・アワード(以下、サマスタ)決勝大会(FINAL)のビキニモデルマスターズ部門で日本一に輝くまでの軌跡を追った。

【写真】尾髙友里恵さんの「仕上がり過ぎ」と言われたお尻とハムストリング

24歳で起業、気が付くと中肉中背に

尾髙友里恵さん

エステやメイクを仕事としていた尾髙さんは、現場で出会ったエステサロン経営者の女性に憧れて、自身もその背中を追うようにエステサロンを開業した。

「ずっとストイックに仕事を続けてきました。しかし、30代を過ぎると体型は崩れていき、若作りしないといけないという危機感が芽生え始めました。コンプレックスは太い脚の中肉中背、いつも体型を隠せるふわふわしたスカートを履いていました」

仕事への熱量に負けないぐらい、尾髙さんは筋トレに「ドハマり」していき、その興味はボディコンテストへと移っていった。

「ボディコンテストというと、ボディビルダーのイメージしかなかったのですが、yahooニュースで健康美コンテストの記事を読んで、ムキムキでなくても大会に出られるんだと思いました。せっかく鍛えるならば目標が欲しいと思ったこともあり、サマスタへの出場を決めました」

2019年にデビューを果たすも最初のうちは予選落ち。2020年、2021年はコロナ禍で出場を見送り、2022年にリベンジとして大会出場をするも2位が最高順位と優勝には一歩届かない結果となった。

自身の武器となっているお尻とハムストリングを強化して挑んだ2023年は見事ビキニモデルマスターズ部門で日本一。決勝大会ではひときわ大きな声援を浴びるほどの人気ぶりをみせた。

筋トレは全女子共通で取り組める自己研鑽

筋トレを始める前との比較

3店舗のエステサロンの経営とIT人材コンサルなどで忙しい日々を送る中、尾髙さんは時間の融通は効くが、減量中は苦労も多かったという。

「減量しながらもお酒を飲まないといけない会食などには正直苦労した部分もあります。それに経営者としてトップに立っているので、減量中の辛い中でも弱いところは見せられないというのも大変だった部分です」

逆にエステサロン経営に役立った部分についても語ってくれた。

「エステに通われる目的の多くは痩せたい、キレイになりたいというものがほとんどです。エステ機器で痩せる、キレイになるきっかけを作りながら、私自身が経験したダイエットの食事方法や美肌のための食事方法などをお伝えして、身体の内側からもキレイなるアドバイスができています」

尾髙さんは「なりたい自分になる」ことが精神的にもとても重要だと力説する。

「努力すれば、なりたい自分になれるということを筋トレを通じて知りました。自己肯定感を高めることで悩まなくなったし、毎日元気で頑張ることができています。なりたい自分になる方法はさまざまですが、筋トレをおすすめしたいです。体型が変わると、理想の服装にも挑戦できて毎日が楽しくなります」

さらに筋トレは全女子共通で取り組める自己研鑽だと続ける。

「お金があれば整形ができたり、お金があればブランド品を買って自己肯定感を高めることもできるかもしれません。対して、筋トレは全女子共通で取り組めて、自己肯定感を高めることができるんです。それに見た目がキレイになると、表情も変わるのも嬉しい変化です」

筋トレを強く推す尾髙さんは高校時代に発症した膠原病に悩まされ続けてきたが、改善されてきている実感があることも大きいようだ。

「膠原病(※)とずっと付き合ってきましたが、30代で筋トレを始めて37歳の今が一番調子がいいです。食生活も整っていて、運動もして、睡眠の質も上がっているからだと思います」
※こうげんびょう:全身の血管や皮膚、筋肉、関節などに炎症が見られる病気の総称

サマスタ代表の金子賢さんからフィードバックで「仕上がり過ぎ」と言われたお尻とハムストリングを武器に、尾髙さんは世代を超えたビキニモデルオーバーオールでの日本一を目指す。

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取材・撮影:FITNESS LOVE編集部

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