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しなやかな背中&お尻と弾ける笑顔でグランプリ獲得 「SNSの影響で卑屈だった私が、自分を認められるようになりました」

川上真由さん(撮影:山口夏織)2023年10月8日(日)に開催された、ベストボディジャパン2023四国大会のレディースクラス(30歳~39歳)で優勝した川上真由(かわかみ・まゆ/33)選手。1カ月後の2023年11月19日(日)、東京・両国国技館で開催されたベストボディジャパン2023日本大会にも挑戦した。年々、代謝が落ちてしまい「思ったように、減量がうまくいかなかった」という川上選手。自分なりの減量方法やトレーニングが徐々に確立されてきつつあるという。今回は川上選手から減量のコツを伺った。

【大会写真】川上真由さんのしなやかに発達した背中&お尻

悔しさをバネに、不規則な生活の中で10kgの減量を達成!

川上真由さん

日本大会では、地方予選での仕上がりの甘さを反省し、絞りを強化したという川上選手。

「昨シーズンは、仕事も不規則で睡眠時間もバラバラ。そんな生活リズムが整わない中でも、夜勤終わりにトレーニングに行くなど、自分にできる最大限の努力は継続してきました。しかし、地方予選では絞りが甘かったと自覚しています。1カ月後の日本大会に向け、苦手な鶏むね肉をスタメンメニューに戻し、炭水化物は抜かず、バランスを意識して過ごしました。増量時に52.6kgあった体重は、日本大会当日は42kg。約10kgの減量を達成したものの、筋肉量がまだまだ足りなかったと思っています」

今回、約10kgの減量を達成したが「少し反省する点がある」と川上選手。

「有酸素運動を、減量の早い段階で取り入れたことは、少し反省しています。体重が落ち辛くなってしまった際の切り札を、早々に一つ減らしてしまいました。そのため減量期後半は、食事カロリーを極端に落とすことになってしまい、想定していたよりも辛い減量になりました。しかし振り返ってみると、10kgという目に見える変化は、とても嬉しく感じ、達成感もありましたね」

苦手な鶏むね肉を食べていたという、川上選手の減量メニューを伺った。

「鶏むね肉は、何年も続く減量生活で食べ続けてしまったことで、食感が苦手になってしまって。できる限り鶏むね肉は避けて、サバやサーモンを食べていました。しかし私はプロテインを飲んでおらず、魚だけではPFCバランスを保つことが困難だったため、減量期後半では鶏むね肉を復活させたのです。今回から低温調理法を導入したことで、パサつきがちな鶏むね肉の食感が柔らくなり、美味しく食べることができるようになりました」

 

ボディコンテストを経験し、自分軸で生きられるように

トレーニング中の川上真由さん

トレーニング中の川上さん

現在は休息期間で、パーソナルジムでフォームの確認やモチベーションの維持に充てているという川上選手。

「今年も生活面は変わらず、夜勤が多く不規則です。その点を改善することはなかなか難しいですが、トレーニングは続けています。日本大会前に週5で通っていたジムは、現在週2へと減少しました。しかし今は休息期間と捉えて、フォームの見直しや筋肉へのアプローチ方法の模索などをじっくりと行っています。休息により、筋肉の反応が良くなったメリットもありました。様々な要素を見直して、トレーニングやコンテストにチャレンジします!」

川上選手はボディコンテストへ出場し、この競技は他人と比べる競技であるものの、「他人と比較せずに自分としっかり向き合って楽しむこと」を、より強く感じたそうだ。

「ストレスを溜めず、他人と比較せず、自分としっかり向き合って楽しみながらトレーニングを続けたいと思っています。以前はSNSで、モデルさんの投稿を目にして『同じ人間なのに……』と卑屈になってしまうこともありました。でも『私には私だけの良いところもあるよ!』と、自分を認めてからというもの、他人と比較する気持ちが自然と無くなっています。ボディコンテストに出場したことで、精神的に強くなりました。むしろ『綺麗になるための伸びしろがあるな!』と思っています。自分軸をしっかりと持って、今年の秋にはまたステージに立ちたいです!」

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取材・撮影:山口夏織 写真提供:川上真由

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