「日本に引っ越してきてから日本ビールのおいしさにハマり、毎日5、6缶飲み続けたところ1年で10kg以上太りました。あるとき、トイレで手を後ろに回すのさえ不便になっていることに気づき、少し早く歩くだけでも息が切れることに危機感を持ってダイエットを決心しました」
【写真】食事、運動、ウエイトまでキムダイケンさんビフォーアフター
キムダイケンさん(41)のこのときの体重は91kg。体脂肪率は35%。見事なビール腹となった身体を変えるべくジム通いを始めた。
ハイボールは太らない!?チートと節制のつかいわけで1年で30kg減
「最初は24時間ジムで週3回程度のウエイトトレーニングと、1日2食ダイエットをしました。お酒を完全にやめるのは難しかったので、ビールをハイボールに変えて0カロリー飲料で割ったものに、つまみをお菓子でなくマクドナルドのバーガーにしました。バーガーはPFCがそれほど悪くないんですよ。主に食べていた食材は卵、キムチ、魚、シーチキン、白米ですね。ただ、これをずっと続けるのは厳しいので、金曜日の夜から日曜日の夜まではチートデイとして好きなものを食べる、というスケジュールでやりました」
「あとは、屋内での有酸素運動が苦手なので早朝に川や神社に散歩にいきました。僕は個人事業をしているのでスケジュールが組みやすいため、基本はウエイトも有酸素も午前をつかいます。この時点で1年間で30kgは痩せました」
ダイエットからボディメイクに ゴールドジムでレベルアップ
「その後、本格的にダイエットからボディメイクに移りました。妻の勧めでゴールドジムに入会したのですが、ゴールドには常にトレーナーがいて初心者の受け入れ体制も非常に整っていることに驚きました。自分に適したトレーニングメニューを組んでもらい、豊富なバリエーションの種目を教えてもらって、楽しくトレーニングができました」
「スポーツモデルやフィジークに興味が出てきて、トレーナーに決意表明をしたところです。コンディション的に来季にしたほうがいいというアドバイスをもらったので、現在は筋肉量を増やすための生活に切り替えています。食が細くなったため、バルクアップのほうがちょっとキツいかもしれません(笑)。また、遠方に通っているため、よりトレーニングしやすいように今月からホームジムも開設中です。色んな種目を覚えたので、マルチマシンとダンベルがあれば一通りしたい種目はできるようになりました」
モチベーション維持の秘訣は『日々の変化を記録』
「身体の変化を頻繁に写真に撮ることで、モチベーションが保てます。節制した食事と運動に慣れるまでは疲れをたくさん感じ、周囲からも『気力がなさそう』と言われることもありましたし、今でもできるだけ休息と睡眠は大事にしています」
「でも、トレーニングのおかげで力が強くなったので、日常生活で重い荷物を運べるようになり、服が好きなものを着られ、海で遊ぶときもラッシュガードなしで水着だけで自信を持っていられるようになりました。今の体重は62kg、体脂肪率は13%になりました。今後の目標はボディコンテストに出て入賞してみたいです。今は筋肥大に向けて増量中です。増量はリバウンドの怖さもあり食べる辛さもありますが、理想のボディに向けてがんばります」
※体脂肪率は市販の体組成計によるものです
取材:にしかわ花 写真提供:キムダイケン