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「前はもっときれいな脚とお尻してたよね」友人からの一言で奮起! 26歳女性が過酷な減量を通じて感じた「コツコツ」の重要性

「前はもっときれいな脚とお尻してたよね」。友人からの何気ない一言で本格的にトレーニングを開始した羽田恵美(はねだ・めぐみ/26)さんは、昨年9月のサマー・スタイル・アワード(以下SSA)九州GRAND PRIXでデビュー戦ながらビューティーフィットネスモデルで3冠を獲得し、現在はPROとして活動している。1カ月1000kcal以下など過酷な減量を経験した羽田さんが考える、健康的に減量を成功させるコツとは?

【大会写真】羽田恵美さんが見せたバキバキのバックポーズ

部活引退後も同じ量を食べ続け……

「昨年、SSAで大会デビューしました。出場のきっかけとしては、昨年4月からパーソナルトレーナーとして働いているのですが、お客様に食事やトレーニングのご指導をしても今のままでは説得力に欠けるので、大会に出てみようと思ったんです。それで9月の九州大会に出場しました」

友達からのある一言で、羽田さんは本格的にトレーニングを開始した。

「もともと部活で陸上の長距離をやっていて、2人前は普通に食べるくらい食事量は多かったのですが、引退してからもその食事を続けてしまって(笑)。徐々に太りはじめ、ピークでは身長162㎝に対し53kgまで体重が増えたんです。私の中では、この体重はかなり太っていると感じていました」

「それこそ以前はお尻にも自信があったのですが、ふとしたときに友達に『前はもっときれいな脚とお尻してたよね』と言われて。そこらへんから『これはやばい』と感じ、本格的にパーソナルトレーニングジムに通い始めました。それまでもジムには通っていたのですが、ちょこちょこやって帰るくらいで、しっかりとはトレーニングしていなかったんです」

 

過度な減量により女性らしさのない身体に

デビュー戦でいきなり3冠を獲得した羽田さん。実はトレーニングも食事も自己流で、不健康な減量方法を取ってしまったという。

「最後の1カ月で集中してがっつり有酸素運動をやったので、カリカリに絞りすぎてしまいました。結果は優勝、さらに3冠を獲得できたのですが、ビューティーフィットネスモデルに求められるような女性らしいふくらみは皆無でした。ただのガリガリというか(笑)」

「本当に無知で、トレーニングも食事も自己流でしたし、『ただ細くしよう!』と考えていました。食事は1000kcal以下で基礎代謝を割っていましたし、加えて最後の1カ月での激しい有酸素運動で、とても健康的で女性らしく減量できるような方法ではありませんでしたね」

 

健康的な減量には「日ごろの食事」を意識

9月のデビュー戦での不健康な食事内容を見直し、12月のJAPAN PRO GRAND PRIXに向けて減量方法を変えた羽田さん。ただ絞れているだけではない、女性らしい身体を作り上げるために意識したこととは?

「たんぱく質を多めに設定しつつ、良質な脂質を摂ることを心がけました。脂質源としてはMCTオイルやアーモンドバターを使用していました。また、9月の大会への準備期間では炭水化物を抜いていたので、炭水化物もしっかり摂ることを意識して女性らしい身体を作っていきました」

「トレーニングに関しても、背中や肩、お尻が発達していて、かつウエストが締まっている砂時計ボディを作る取り組みを行ってきました。もともと肩幅が狭いので背中と肩、特に背中を重点的に鍛えつつ、お尻の横幅をつけるために中殿筋をより意識して鍛えるようにしました」

減量でも勉強でも、直前までダラダラと過ごし、最後に集中してやってしまおうと考える人も多いはず。羽田さんは自身の経験から「コツコツ」が大事だと語った。

「普段からクリーンな食事で過ごすことをオススメします。日常的にジャンクフードなどを食べていると、減量する際にとてもきつくなり、私のように最後の1カ月で有酸素運動をやりまくって無理やり不健康に絞るということになってしまうので。短期集中で過度な減量は良くないので、日ごろの食事を意識するといいと思います!」

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取材:FITNESS LOVE編集部 写真提供:羽田恵美

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