コンテスト mens

これぞ「板チョコ腹筋」 国際大会3位のメンズフィジーク選手の腹筋を作り上げた秘訣は「朝」にアリ

外間博也選手(撮影:Igor & Jakub)腹筋を割る。これは多くの男性が一度は目指したことがあるのではないだろうか。2023年のオールジャパンメンズフィジーク176㎝以下級で2位、アーノルドクラシックヨーロッパのメンズフィジーク176㎝以下級で3位と、日本トップ選手として活躍している外間博也(ほかま・ひろや/34)選手。外間選手のハッキリと割れた腹筋は、日本全国から猛者が集まるオールジャパンの舞台でも一際目立っていたが、いかにしてその腹筋は作られたのか。秘訣は「朝」にあった。

【大会写真】これぞ板チョコ腹筋!外間選手の日本トップクラスの腹筋&2022年との比較

板チョコのような腹筋の秘訣は「朝一番」でやること

外間博也選手(2023年オールジャパン)

外間博也選手(2023年オールジャパン)

外間選手と言えば、何といってもくっきりと割れた腹筋に目がいく。メニューはごく普通のものを行っているというが、他の選手と明らかに違う点は「朝」にやることだ。

「腹筋はクランチ&サイドクランチの日と、ハンギングレッグレイズだけの日をサイクルで回します。各20回狙いを5セットほど行います」

「減量期に、毎朝30分腹筋を行います。『朝』ということが重要で、腹筋は空腹時に行った方が絶対いいと思うんです。内臓に何か入っている状態でやると、可動域が制限されるような気がするんですよね。他の部位と違って腹筋には奥に内臓があるので、飢餓状態でやった方がよりよいと思います」

外間選手は2022年~2023年にかけて、身体のハリを出してサイズを残すことと、背中のバランスを整えることにも注力してきた。

「2022年はコンディション重視でオールジャパンに挑んだのですが、大会後、『もう少しサイズが欲しい』とフィードバックを受けました。なので2023年は調整法を少し変え、サイズを残しつつハリもあり、ミッドセクションも良く見えるような身体で臨みました。直前の水抜きをやらず、ハリを保てるようにしたんです」

「一番強化してきた部位は背中ですね。特に左右のバランス。これはもう練習あるのみで、ポージング練習の頻度を増やしました。動画で撮影し、左右均等にバックポーズが取れているか、何度も確認しながら行ってきました。あとはバックポーズのときの癖を改善することに努めました。肩回りが硬いんですよね。なので半円のポールで胸椎伸展をより出せるようにコンディショニングを行ってきました。だいぶ改善されてきているという印象です」

昨年はオールジャパン2位、アーノルドクラシックヨーロッパでも3位と活躍した外間選手。今年、悲願の日本一を狙う。

「今年はアジア選手権への派遣が決まればアジアでトップになること、そしてその後のオールジャパン、グランドチャンピオンシップスでトップを獲ることが目標です!」

次ページ:これぞ板チョコ腹筋!外間選手の日本トップクラスの腹筋&2022年との比較

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介、Igor & Jakub

次のページへ >


-コンテスト, mens
-,