加齢とともに代謝が落ちていき体型が崩れ、洋服が似合わなくなったという角口二三子(かどぐち・ふみこ/50)さん。パーソナルジムに入会し、3カ月で10kg落とし、昨年はベストボディ・ジャパン日本大会TOP10入りの活躍をみせた。角口さんはボディメイクによって、どのように人生が変化したのか?
【写真】50歳・角口二三子さんの透き通るような白肌で魅せるビキニ姿
どの洋服も似合わない……
年齢とともに代謝が落ちていき、コロナ禍でスパートをかけるように体重が増えてしまったという角口さん。
「身長165cmで体重61kgになりました。ファッションが好きなのですが、洋服店で可愛いと思って購入して自宅で着てみると全然可愛くない……。ということが頻発するようになりました。だんだんと何を着ても似合わないことから、洋服が悪いのではなく、私が太っているから似合わないんだということに気が付きました」
最初から自分で頑張るのは難しいという判断から当時46歳の角口さんはパーソナルジムに入会。週2日の3カ月だけはトレーナーさんに言われたことを頑張ろうと決め、食事指導と筋トレにより3カ月で10kgの減量に成功したという。
3カ月のプログラムを終えたが、家族や友人からも痩せたねと言われることが嬉しくて、その後、パーソナルジムではなく、24時間ジムに入会しトレーニングを継続。
「痩せることはできましたが、まだメリハリのあるキレイな身体とは言えないと思い、トレーニングを継続しました」
自分で幸せをつかみ取る人生へ
幼いころから人前に立つのが苦手で、小学生のときは学芸会で大きな声が出せなくて、居残り練習をさせられるほど内気な性格だった角口さんだが、身体の変化ともにベストボディ・ジャパンへの出場に興味が湧いてきたという。
「面積の小さい水着に抵抗はありましたが、積極的に何かをしない自分を変えたいと思って、ベストボディ・ジャパンに挑戦することにしました」
デビュー戦でいきなりのグランプリ。そのまま日本大会はベスト10入りと大活躍を果たした角口さんは、さらなる進化を求めて新たな目標を掲げている。
「ピラティスも始めて、筋トレの勉強もしています。挑戦したこと、やりたいことがあって、充実した1年間を過ごしています。私の人生を振り返ると、誰かのそばにいて幸せになろうという他人任せなことが多かったのですが、今は自分が決めたことを自分の力で叶えていく楽しさを感じています」
さらに今年、受験を終えた2人の子どもたちも志望校に合格。切磋琢磨できた1年だったと振り返る。
「努力すれば結果は付いてくるというのを体感できたので、子どもたちにも伝えることができたと思います。ボディコンテスト挑戦が子育てにいい影響があるのかは分かりませんが、家族全体でいい流れの中で過ごせた1年間であることは間違いないと思います」
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取材・撮影:FITNESS LOVE編集部 写真提供:角口二三子