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ボリューム豊かな脚とお尻を作り上げた38歳 お尻だけで90分、8種目もトレーニングする!? 

小林美沙希さん「昨シーズンは地方大会ではあるものの、ビキニフィットネスで優勝することができました。現在は今年も納得のいく形でステージングができるように絶賛減量中です。どうしても”体重”として数字に目がいきがちになりますが、私は少しでも昨日の自分より満足のできる身体になることを目指して頑張っています」

多くのコンテスト出場選手はオフシーズンは増量で筋肥大を目指し、大会数カ月前からは過酷な減量で理想の身体を目指す。昨シーズン開催された『埼玉県フィットネスオープン大会』ビキニフィットネス158cm以下級で優勝を勝ち取った小林美沙希(こばやし・みさき/38)選手もその一人だ。

【大会写真】小林美沙希選手のボリューミーなバックポーズ&太い前ももの筋肉

お尻周りだけで8種目!部位を細かく分けたバリエーションに富んだ種目数

「お尻周りのトレーニングは週2回の頻度で行っています。平均がどれくらいなのかは分かりませんが、私は1回のトレーニングで80〜90分程度時間をかけてじっくりと行っているんです。種目数は8種目。一般的にお尻周りのトレーニングはヒップスラストやスクワットなどの王道種目を含めても4種目程度で収まるパターンが多いと思いますが……。私は倍ですね(笑)」

本格的な筋トレを始めた当初はほぼ初心者に近い状態だったという小林選手。トレーニングを始めてからは、取り入れるべき種目や正しいフォームなどの正しい知識を求め、トレーナーの元へ足を運んだという。

「今の時代、YouTubeやネットを見れば大まかなトレーニング方法など、基本的な情報を入手することはできると思います。でも、自分の身体の特徴や生活スタイル、弱みなどを初心者が自分で把握することは非常に難しいですよね。そんなときは専門家から情報を吸収するのが、成長という観点から見ても一番の近道だと考えています」

本格的な筋トレをはじめてわずか1年で”優勝”を掴んだ小林選手の強さは、この積極性と吸収力なのだろう。現在でも、当時習ったトレーニングメニューで日々、ヒップアップ強化をしている。

「トレーナーさんからの助言は、当時なんの知識もなかった私にとってかなり心強いものがありました。おかげさまで最初に習ったトレーニングメニューは今でも変えることなく継続中です。それぞれの種目を15回3セットずつ行っています」

わずかな身体の変化も察知 毎日鏡を見てコンディションチェック!

「自分の身体を鏡で見てコンディションを確認することは毎日欠かさず行なっているルーティーンの一つです。お尻は大きい筋肉であるためか、他の部位と比べても状態の良し悪しが表れやすい。私は1週間でもトレーニングを怠たればハリも無くなり、ヒップライン全体が落ちるような感覚があるんですよ」

少しの身体の変化も逃さない小林選手の意識の高さはまさにプロ級だ。さらに、トレーニング中はフォームにズレが生じていないか確認するための動画撮影も必ず行っているという。

「特に辛くなってきたときや高重量になるとフォームはどうしても乱れがちです。自分ではブレなくやっているつもりでも思い通りに身体は動かないもの。このわずかなズレが後に大きなズレとなる可能性もあります。一番いいのは定期的にプロのトレーナーにフォームチェックをしてもらうことですね」

トレーナーから定期的なアドバイスをもらうことで、自分でも確認するべきポイントが掴めてくる。

「自分では気付けない細かなクセや甘さを認識するにはプロの目が一番です。実は当初の私のトレーナーが辞めてしまい、別のトレーナーに師事を仰ぐことになりました。それもやはり、定期的にプロの方に見ていただかないとダメで、自分の力だけでは下手になってしまうと思っているんです。大会を目指すのであればプロの力が必要だと感じています。今シーズンも自分の身体と向き合い、納得のいく結果を残したいです!」

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取材:池田光咲 撮影:FITNESS LOVE編集部

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