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妊娠中にバーベルスクワットで体調良好!産後には大会初チャレンジでビキニ2位に入賞

2023年、JBBF愛知県フィットネス選手権ビキニフィットネス163cm以下級にて、大会初出場で準優勝を勝ち獲った水野菜緒(みずの・なお/33)さん。妊娠・出産を経て、なお美しい肢体を作りあげた方法を聞いた。

【写真】水野菜緒さんの引き締まった筋肉美と妖艶なポージング写真一覧

妊娠中の過体重対策にウエイトトレーニング

「筋トレ歴は4年になります。妊娠前から本当に筋トレが好きで、妊娠中も『早く思いっきりトレーニングがしたい』と思いながら過ごしていました(笑)。当時、体重が67kgまで増えてしまい運動した方がいいと医師から言われたこともあり、妊娠中期頃まではバーベルスクワットなどもやっていましたね。私の場合は有酸素だとすぐお腹が張ってしまったのですが、ウエイトは全く問題なくでき、逆にトレーニングをすると体調が良かったです」

以前は妊娠中は安静が望ましいとされていたが、近年、医師の指導下のもと適切な負荷や血圧での筋力トレーニングやエクササイズは過体重・妊娠糖尿病・筋力低下の防止の他、メンタルケアにも役立つとされており、イギリスの保健省においては週に150分の中度の無酸素運動および有酸素運動をマタニティエクササイズとして取り入れることを推奨している。(※妊娠の経過には非常に個人差があるため、必ず主治医との相談の上で行なってください)

産後は待ちかねたように週に6回の密なジム通いを開始。「6〜7レップできる重量を5セット、インターバル少なめ、限界まで追い込む」が自分との約束だという。

「最初はどんなトレーニングをするかなど試行錯誤しましたが、参考にしたのが石井直方先生、ジュラシック木澤選手、バズーカ岡田選手といったボディビルダーの方々の発信でした、効かせるというよりは動かなくなるまでとにかくやるというのを信条に取り組んでいます。ただ、トレーニングサイクルが短いので、筋肉痛が残っている時はストレッチ種目を多めにするなどの工夫はしています」

身体を変えるには限界を超えるトレーニングを

大会出場を経て転職、パーソナルトレーナーとしても活動する水野さんは身体を変えるために必要なこととして次のように語った。

「なんの種目でもいいので、限界まで力を振り絞っても挙がらなくなるという経験をして欲しいですね。一種目からでもいいので、限界を超えるという感覚を感じて欲しいです。筋肥大に必要なのは、突き詰めると現在の自分の限界をいかに更新するかに尽きると思います」

今年もすでに数大会の出場を予定、オールジャパンビキニフィットネスの舞台を目指して今日も鍛錬を積み重ねる。

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

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