「昨シーズンは私にとって転機となる1年でした。初めてのコンテスト出場でグランプリをいただいた経験は、今でも自信に繋がっています。”ストレスフリーにフィットネスを楽しむ”という想いは当初から変わらず大切にしており、特別な減量は現状していませんが心も身体も無理のない範囲で管理をしています」
普段はアクトレスガールズというリング上で戦う姿を演じるエンターテイメントを届ける団体で活動をしながら舞台女優としても活躍する夏葵(なつき/29)さんは昨シーズン開催された『ベストボディ・ジャパン2023ジャンル別&職業別大会』ミス・ベストボディ・アクトレスガールズ部門で見事グランプリに輝いた実力者だ。
【大会写真】アクトレスガールズ・夏葵さんの長く伸びた手足&スリムなウエスト
減量にお米は敵じゃない!専門家からの指導で変化した食事制限への偏見
「コンテストへ出場する前は食事にまで意識を向けたことがありませんでした。食事のリズムも不安定で摂取時間へのこだわりもなく、正直ダラけた生活を送っていましたね……。でもそれが、昨年のコンテスト出場をきっかけに大きく変わって。間食のタイミングも考えるようになりました」
しかし、コンテスト出場を決心してから本番までの残された時間が少なかったこともあり、完全に健康的な身体づくりに取り組めていたとは言えなかったという。
「前回大会時はストレスのない範囲ではあるものの、糖質を減らす減量をしてしまいました。その影響からか、自分では老け込んだ印象を抱いてしまい改善は必須だと感じたんです。そして見事にリバウンドもしました(笑)。今ではトレーナーさんの指導の元、リバウンドをしない身体づくりに取り組んでいます」
専門知識をもったトレーナーからの指導を受けることをきっかけに食事制限そのものへの捉え方や考え方にも変化が生まれたという。
「今までの私は”ダイエット=お米はダメ”という偏見があって。でも、トレーナーさんからの指導をきっかけに、そもそもその考え自体が私には合う制限方法ではなかったのだと気付かされたんです。私は仕事でも体力勝負な部分も大きいので、エネルギーの源になるものを削るのは良くないですよね」
継続のコツはストレスフリーな状態にすること。メリハリをつければ無理せず美しくなれる!
「昨年のコンテストまでの私の食事といえば、野菜多めかつ低糖質な食事。これを徹底していました。それが今では糖質はしっかりと食べながら、たんぱく質と脂質を意識した内容に一新。糖質をしっかりと摂取する代わりに脂質を削ることを考えています。コンビニなどで食事を選ぶ際にも、脂質量は必ずチェックしています。気にして見てみると、意外に脂質が含まれる食べ物って多いんですよ」
一見、かなりストイックに食事制限をしているように感じる食事内容。しかしストレスは全く感じていないという。
「糖質の制限が無くなった分、白米をしっかり食べることができているのでストレスは感じていません。エネルギー切れになる感覚もないので、元気に過ごすことができています。また、休憩期間を定期的に入れたり、友人との食事などでは好きなものを食べるなどマイルールを決めることでメリハリのある生活となっている実感もありますね」
きっと、彼女の根底にある”無理せず楽しみながらフィットネスと向き合う気持ち”が継続できる要因にもなっているのだろう。
「身体づくりにおいて最も大切なのは”継続すること”です。そのためには、心身ともに健康であることが必須。ストレスフリーな状態で皆さんもぜひフィットネスに取り組んで見てください!きっと今よりもっと自分を好きになれますよ」
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取材:池田光咲 撮影:舟橋賢
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