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40歳で筋トレ開始 45歳で日本大会グランプリ 「日本の女性ももっと輝かないともったいない」

伊藤桜子さん「私はいいや」とやりたいことを諦めてしまう人もいるだろう。健康美の日本一を決める『ベストボディ・ジャパン日本大会』の2014年グランプリなど活躍を見せた伊藤桜子(いとう・さくらこ/54)さんもかつてはその一人だった。今ではミセス・インターナショナルの代表理事を務める伊藤さんは「日本の女性ももっと輝かないともったいない」と思い、フィットネスを広めるための活動をしている。

【写真】身長166.5cm・伊藤桜子さんのビキニ姿(全身)

大学を卒業してから運動とは縁遠かった伊藤さんは40歳のときに「大好きな旦那さんと長生きしたい」と思い、健康を意識し始めたことでジムに通ったという。

「最初は旦那に付いていくところから始めて、段々と楽しくなって毎日のように通いました」

ふと、目標が見えなくなったときにトレッドミルを漕ぎながら読んでいた雑誌で『ベストボディ・ジャパン』のことを知る。

「40代でも挑戦できるボディコンテストがあることを知り、このステージを目標に頑張ろうと決意しました。初戦の東京大会で準グランプリをいただいて、そこから火が点いて同じ年に日本大会でグランプリに選んでいただきました」

当時、45歳の伊藤さんはベストボディ・ジャパンでの活躍とともにミセス・インターナショナルの日本代表に選ばれる。そこで世界のコンテストを目の当たりにして、価値観が大きく変わったと振り返る。

「いざ世界に出てみると、40代、50代の女性が当たり前に輝いていました。さらにみんな自分の意見を持って活動していて、見た目も背筋が伸びて美しく、カッコイイ。日本の女性ももっと輝かないともったいないと思いました」

ボディメイクがプラスに働くというのを伊藤さんは身をもって経験しているから断言できる。

「筋トレは努力すると結果が目に見えて分かりやすいです。そこからさらに自信が持てることで困難があっても笑顔で前に進む力が付き、簡単に諦めたり落ち込むことが少なくなりました。『私なんていいや』といつも思っていましたが、積極的に物事に挑戦できるようになったんです」

伊藤さんはこの体験を多くの人に味わってほしいという思いから、ミセス・インターナショナルだけでなく、ミス・ティーン、ミス・プリティーンという若い世代向けのコンテスト、さらにはミスター・フェニックスという男性向けのコンテストを開催している。

「世界には10代の若い世代が活躍するコンテストもあります。健康であったり、何かに向けて頑張る人を増やせたら嬉しいです。私は女性が輝いていると、パートナーの男性も『頑張ろう』という気持ちになるし、周りの女性たちも一歩踏み出す勇気を持てるようになると思います。この好循環をどんどん広げていきたいです」

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取材:FITNESS LOVE編集部 写真提供:伊藤桜子

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