ボディメイクに挑戦する人にとって、最初にして最大の関門とといっても過言ではないのが“甘い物の誘惑”。節制の反動からスイーツのドカ食いに走ってしまったり、誘惑に負けた罪悪感から、トレーニングのモチベーションも一気に下がってしまったり……。
その一方で、甘い物と程よい距離感を保ちながら、おいしい生活とヘルシーな生活を無理なく両立させている人もいる。その一人がフィットネストレーナーの梅本奈那（うめもと・なな/28）さんだ。
スポーティーなウェアがよく似合う引き締まったメリハリボディで『ゴールドジムJAPANCUP2023』ウーマンズレギンス163cm超級2位など、ボディコンテストでも活躍する梅本さん。
「４年前、太っていて見た目も中身も自信がなかった自分を変えたくて、ダイエットをきっかけに筋トレを始めました」
ダイエットを始めた当初、10㎏の減量に成功するも、低カロリーダイエットと過度な有酸素運動によりカラダもココロも不健康に。この苦い経験から、ボディメイクのための筋トレに切り替え、食に関しても正しいダイエットの知識を習得するために、ダイエットインストラクターの資格を取得した。
Instagram（＠nana_ume1126）には、トレーニング風景や大会出場の報告などに混じって、甘い香りが漂ってきそうな手作りスイーツの写真も数多く紹介されている。そんな梅本さんがオススメする、スイーツの楽しみ方や向き合い方とは？
「ダイエット中に甘い物を食べたいときは必ずあると思います。私の場合、大会出場に向けての減量(ボディメイク)では、自分が食べられない代わりに周りの人たちに作ったスイーツを食べてもらって満足しています(笑)。また、大会向けではないダイエットでは、週1回好きなものを適量食べていい日を作り、残り6日は節制します。そうすることでメリハリがつくし、ストレスも溜めにくくなると思います！」
誰でも手軽に作れるヘルシースイーツとして梅本さんが紹介してくれたのが「プロテインチョコレートアイス」。
「材料は、チョコ（ココア）味のプロテイン40g、豆乳または低脂肪乳200ml、無糖ココアパウダー10～15g、ラカント（植物由来甘味料）は10gくらい（お好みの甘さで調整）、そして塩ひとつまみ。これを全て混ぜ合わせて、保存袋や保冷容器に入れ、冷凍庫で半日から1日、冷やし固めたら完成です！」
トッピングでナッツを乗せると、見た目も味もおいしく、ヘルシーにいただけるそう。これからも"食べたもので身体は作られる"をモットーに、ダイエット中でも罪悪感なく食べたい人に向けて、米粉やプロテインを使用したヘルシーお菓子レシピを考案していくという梅本さん。
見るだけで幸せになりヘルシーライフのヒントにもなる手作りスイーツと、身体づくりを心から楽しむ彼女の笑顔を追いかけて、SNSをチェックする日が増えそうだ。
取材：FITNESS LOVE編集部 撮影：中島康介、北岡一浩 写真提供：梅本奈那
