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学生時代のあだ名は「魔人ブウ」 37歳・医療クラークが「セクシー」と褒められるスタイルに変身

大森まどかさん引き締まったボディラインや溌溂とした雰囲気で“健康美”を体現している大森まどか(おおもり・まどか/37)さん。医師の事務作業をサポートする医師事務作業補助者、通称医療クラークが本業の大森さんは8年前から筋トレを始めたが、ボディメイクによる心身の変化で、周囲からかけられる声や評価が180度というくらい一変したという。

【大会写真】大森まどかさんの「セクシー」と褒められるバックポーズ

「息子のスイミングスクールの施設にジムがあったので、待ち時間に通ってみようと思った」のが筋トレを始めるきっかけ。でも、実はそれ以前から自宅トレでプチ肉体改造を開始していたのだそう。

「子育てや家事、仕事の合い間に最低週1回、時間があれば毎日、(トレーナーで筋トレユーチューバーの)KEIKOさんの『BEST BODY LIFE』というトレーニング動画をYouTubeで見ながら、ゴムバンドを使ってお尻、ウエスト、背中など1日1〜4つのメニューを実践していました。また時々、有酸素運動としてパラパラを踊ったりもしていました」

あえて真夏でもエアコンは入れず、扇風機で自宅トレを継続。その発汗作用も功を奏したか、見た目が徐々に変わってきた。「その実感もあったので、ジムに通えばもっと綺麗になれるんじゃないかとワクワクしかなかったです」

体型に関して、大森さんには苦い思い出がある。
「幼稚園のころから高校1年生までずっとデブでした。おデブ絶頂期は中学時代。身長は高くないくせに60kgくらいまではいっていたと思います。ついたあだ名はドラゴンボールのキャラクター『魔人ブウ』。長い間、容姿に関して良いことを言われずに過ごしていました。傷ついたりはしませんでしたが(笑)」

幼稚園時代は容姿をからかう男の子たちを追いかけ、実力行使に出るなど“負けん気女子”ぶりを発揮していた。

「今なら親が呼ばれちゃうかもしれませんね(苦笑)。よくないやり返しですが、『男子に負けたくない!』という謎なプライドを持っていたのかも。『女がみんな泣くと思うなよ!』みたいな(笑)」

この負けん気スピリッツは大人になっても健在だった。本格的に筋トレを始めてからは「増量しようと頑張って、とにかくたくさん食べたら、脂肪がたくさん増えてただのデブになってしまった」といった頑張りすぎゆえの失敗も乗り越え、ボディメイクに成功。昨年9月の『マッスルゲート』愛知大会ではウーマンズレギンス部門158cm以下クラスで見事優勝を果たし、同年12月には強豪集う『ゴールドジムジャパンカップ』の同クラスで、決勝進出まであと一歩に迫る7位と健闘した。

周囲からかけられる言葉も、かつての「魔人ブウ」から大きく変化した。
「セクシー、綺麗、若い、年齢不詳など、嬉しいことしか言われなくなりました。特に女性から褒められるスタイルになりました」

筋トレを通してたくさんの出会いがあり、「自分の経験をみんなの笑顔のために役立てたい」との思いも、次第に強くなっているという大森さん。

「今年はその中でも身体のメンテナンスに注目し、トップビルダーの木澤大祐選手監修のジュラシック筋膜リリースのディプロマを取得、施術者としても新たなスタートを切りました。今はコンテスト競技者だけではなく、女性の健康をお手伝いできるセラピストを目指しています!」

誰かのために“私だからできること”を見つけた彼女は、より強く、やさしく、さらに輝く。

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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介 写真提供:大森まどか

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