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50代からのボディコンテスト 「最初はビキニの着方に慣れていなくて失敗しました」【私のコンテストデビュー】

伊藤ゆみさんボディコンテスト出場は勇気が要るものだ。コンテスト出場を経験した女性の多くは最初はビキニを着てステージに立つことに抵抗があったと話す。2018年にベストボディ・ジャパン那覇大会で当時50歳を過ぎてデビューを果たした伊藤ゆみ(いとう・ゆみ/57)さんもその一人。人生の折り返しで大胆にも思える決断を果たした背景に何があったのか。

【写真】ゆみさんの昨年のビキニ姿とデビュー戦でのスポーツウェア姿

伊藤ゆみさんにとって人生の転機が2017年に訪れる。公務員だった夫がジム経営を始め、その影響でゆみさんもトレーニングを開始。さらに健康美の日本一を決める『ベストボディ・ジャパン日本大会』に友だちの応援に行ったことで自身もステージに立つことになる。

「ボディメイク大会には全く興味がありませんでした。ただ、友だちの応援だけして帰ろうと思っていましたが、50代の方々がステージでキラキラ輝いているのを観て、自分との違いに衝撃を受けました。そして『私もあの輝く舞台から客席を観たい』と思い、コンテスト出場を決めました」

デビュー戦に選んだのは翌年の那覇大会。愛知県・豊橋に住むゆみさんは単身で那覇まで行った。

「知り合いもいないなかで心細かったです。しかし控室では他の選手たちが優しくて、和気あいあいとした雰囲気で楽しかったのを覚えています」

初ステージでは「無我夢中で余り記憶がない」と言いながらも明確に覚えていることがあるようだ。

「緊張よりワクワク感、嬉しさで胸がいっぱいでした。そして日本大会に出たいという思いから、翌月の岐阜大会に向けて気合が入りました」

4位という成績に満足しながらも、初コンテストでの失敗も語ってくれた。

「ビキニの着方が慣れてなく、身体が綺麗に見えませんでした」

失敗を見事経験として生かして、現在は東海大会グランプリなどの活躍を見せるゆみさんに大切していることを教えてもらった。

「まずは結果より経過と舞台を楽しんで下さい。結果は後から付いてきます。結果のみにこだわると、敗北感や自己否定につながります。コンテスト出場をするとたくさんの同世代の友だちができたり、若返ったり、諦めない気持ちが持てるようになったり、良いことだらけです」

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取材:FITNESS LOVE編集部 写真提供:伊藤ゆみ

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佐藤奈々子選手
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