「痩せればきれいになると思っていた」
そう語るのは、トレーナー兼ポージングウォーキングインストラクターとして活動するエイミー(38)さんだ。クラシックバレエ出身というバックグラウンドを持ちながらも、一度は体型の崩れに悩んだ過去を持つ。そこからヨガ、そして筋トレへ。現在はコンテストでも結果を残しながら、“ボディをつくる”という考え方を多くの女性に伝えている。

ヨガから筋トレへ 理想の身体を求めて
エイミーさんが筋トレを始めたのは約10年前。きっかけは、ヨガだけでは理想の身体に近づけないと感じたことだった。
もともとクラシックバレエに打ち込んでいたが、引退後に運動習慣が途切れ、体型の変化を実感。再び身体を動かそうとヨガを始めたが、「痩せはするけど、いい身体になるわけではなかった」と振り返る。
「ダイエットではなく、身体をつくるには鍛えなきゃいけないと思ったんです」
当時はアメリカ在住。24時間ジムに通い、週3回、1〜2時間のトレーニングを継続した。ここからエイミーさんのボディメイク人生が本格的にスタートする。
コンプレックスを強みに変えた身体づくりと戦績
エイミーさんは身長148cm。小柄な体型故に「脚が太い」「くびれがない」といったコンプレックスを抱えていた。
しかし、筋トレによってその意識は大きく変わる。
「痩せることで解消しようとしていたんですけど、つけることで変わるって気付いたんです。肩とお尻を鍛えたら、くびれもできて、全体のバランスが良くなった」
現在は「肩とヒップ」が自慢の部位。特に肩は「他の人よりボリュームがある」と自負する強みであり、審査員からも「バランスが良い」と評価されるポイントだという。
また、写真で見ると大きく見えるが、実際に会うと小柄で驚かれることも多い。「バランスを整えることで、身体は大きくも見せられる」と語る。
コンテストデビューは約8年前、競技団体『サマースタイルアワード』の大会。そこからNABBAやAPFなどの団体の大会に出場し、現在はNABBAプロとして活動。APFではレジーナカテゴリーで2年連続優勝という実績を持つ。
ただし、エイミーさんにとってコンテストは特別な目標ではない。
「大会に出たいというより、生活の中で積み重ねてきたことの延長線で出ている感じ。自分のベースがそのまま身体に出ているだけなんです」
ヨガインストラクターとして活動しながら、ダンベルを使ったヨガなども取り入れてきた経験が、現在の身体づくりに生きている。
「痩せる」だけじゃない、ボディメイクという選択
肩は「重い重量→軽い重量」と落としていくドロップセットを採用。強度と効かせを両立することで、立体的な肩を作り上げている。
一方ヒップは、3種類に分けてトレーニングする。
・お尻全体の日
・お尻+ハムストリングの日
・中殿筋・上部特化の日
特に中殿筋・上部の日は「1時間以上ひたすら狙い撃ちする」という徹底ぶり。ランジやヒップアブダクション、お尻狙いのバックエクステンションなどを駆使し、細部まで作り込む。
「ボディメイクは“つける場所”を意識することが大事。そこを理解すると身体は変わる」
現在、SNSや流行では“痩せること”が注目されがちだ。しかしエイミーさんは、その考え方に一石を投じる。
「痩せるのもすてき。でもそれだけじゃなくて、“つくる”という選択肢を知ってほしい」
筋肉を付けることで、身体のラインは変わり、自信にもつながる。年齢を重ねてもなお、自分の身体を好きでいられる。それがボディメイクの価値だと語る。
「ボディをメイキングすることは、年齢に関係なく自信になる。私はそれを38歳で確信しました」
最後に、これから挑戦したい女性たちへメッセージを送った。
「何か目標を持つことってすごく大事だと思うんです。大会でもいいし、身体を変えることでもいい。もし興味があったら、気軽に連絡してほしいです」
取材・文:FITNESS LOVE編集部 写真提供:エイミー










