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あだ名で「そのぶー」と呼ばれていた33歳が、階段でのケガを機に筋トレ開始!臆病な性格も一変し、ボディコンテストやフルマラソンにも挑戦【筋トレビフォーアフター】

「電車に間に合わなくて、階段を1段飛ばしで駆け降りていたら、最後の一段で足首をひねって三角靭帯損傷したんです。そこから1週間ほど猛烈な痛み、1カ月は足を引きずる生活を経験しました」

体力の衰えを突きつけられ、身体を変える決意をしたのは自営業の鈴木園佳(すずき・そのか/33)さんだ。身長157cmの鈴木さんは2019年に体重53kg、体脂肪率は28%(※)だった。

※市販の体組成で測定。

【写真】『そのぶー』と呼ばれていた鈴木園佳さんの引き締まった身体

鈴木園佳さん

左2019年右2024年

 

運動歴はまったくなし。当時は自分のことを自宅警備隊と名乗っていたほどで、周囲からは『そのぶー』というあだ名で呼ばれたこともあったというが、2024年には体重は45kg、体脂肪率は15%までボディメイクをした。

筋トレがきっかけで“自宅警備員”から鍼灸師、治療家、そして美容家へ

「週に1回、必ずパーソナルトレーニングを1時間入れるようにしました。あと食事は自炊の日は1300kcalに固定しつつ、外食は完全に禁止しないことにしていました」

週1回のパーソナルトレーニングの予約は『サボれない仕組み』となり、外食を許すのは反動で崩れる予防にもなる。

そんな鈴木さんはトレーナーの勧めでボディコンテスト出場を決めた。

「身体がトレーニングしている人っぽくなってきて、あるときにトレーナーさんからボディコンテストの『マッスルゲート』を勧められて出場を決めました。ただ当時は職場の理解を得ていない状態で大会出場を決めたので、こまめにタンパク質を摂取することが難しかったんです。なのでスーツの両ポケットにゆで卵を忍ばせて、3時間おきに食べるようにしていました(笑)」

筋トレが生活に入ってから、変化は身体だけにとどまらなかった。

「筋トレを始めた年に夜学で鍼灸の専門学校へ通い始め、前向きな姿勢と集中力がついたことで、学会発表にもチャレンジしました。この春無事に卒業し、特別功労賞もいただきました」

筋トレをすることで自信がついた鈴木さんは、筋トレ2年目にハーフマラソンへ挑戦し1時間56分で完走、さらに3年目は1時間52分と、年齢を重ねても成長を実感できたという。

「実は予備自衛官補試験にも合格しています。『なんで筋トレなんかしているの?』となんだか馬鹿にされていると感じることがあって、いつも心の中に引っかかっていました。だから体力をつけること、筋肉をつけることで何か明確な目標や社会に貢献した姿を見せたいと思って挑戦したんです」

今後は鍼灸師の資格も生かし、トレーナー兼治療家兼美容家として健康な人を増やしたいと語る。今年の目標は、ハーフマラソン1時間40分台、ベンチプレス40kg、スクワット85kgだそうだ。

怪我を機に始めた週1回の小さな習慣が、鈴木さんの身体だけでなく生き方まで押し上げた。

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材・文:柳瀬康宏 写真提供:鈴木園佳

執筆者:柳瀬康宏
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。

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