8月15日(土)、東京都・きゅりあんで開催されたAPF(Asia Physique Federation)主催の『APF VISIONARY TRYOUT CUP 2026』。グリッターモデルで3位に輝いたのが、手塚里夏子(てづか・りかこ / 36)さんだ。最大体重から10kg減量し、磨き上げた身体で表彰台に立った手塚さん。大会までの日々を「第二の青春」と振り返るほど、ボディメイクに夢中になれた理由とは?

「トレーニングを始めたのは5年前です。太ってしまったことをきっかけに、リバウンドしないよう身体を引き締めたいと思いました。最初は有酸素系のジムに通っていましたが、筋肉をつけながらダイエットした方がいいと思い、ここ2年ほどはパーソナルジムで本格的に筋トレをしています」
苦手克服より「長所を際立たせる」
パーソナルジムでは狙った筋肉に効かせる方法を学び、筋肉を意識して動かせる感覚が楽しさにつながった。「もっと筋トレが上手になりたい」と週3〜4回取り組むうち、次第に明確な目標がほしくなりコンテスト出場を決めた。
「背中のトレーニングが苦手で、広背筋が広がりにくいのが課題です。でも短所の改善には時間がかかるので、まずは長所を際立たせようと考えました。褒めてもらうことが多かった肩をサイドレイズやリアレイズなどで鍛え、ウエストを細く見せるために呼吸のトレーニングにも取り組みました」
大会に向けた生活では、減量による倦怠感に苦しんだ時期も。それでも「未知の世界を知りたい」という気持ちが、最後までやり抜く原動力となった。
「大会に向けた生活は大変でしたが、1つの目標に向かって全力で取り組むことに夢中になれました。“第二の青春” じゃないですけど、久しぶりにそんな感覚を味わえたんです。結果がどうであれ、新しい世界を知るために最後までやり抜こうという気持ちでした」
心と身体の声を聞き、長く続ける
初めて本格的な減量を経験したことで、手塚さんがあらためて感じたのは健康とのバランス。コンテストはゴールではなく、その先も身体づくりは続いていくからこそ、無理をしすぎないことが重要だと語る。
「今回、自分の心と身体の声を聞きながらボディメイクすることが大切だと感じました。無理をして苦しくなれば、成長も止まってしまうと思います。休養、睡眠、栄養のバランスを取りながら、心地よさを大切にしてほしいです。トレーニングも楽しむことができれば続けられますし、それが成長にもつながると思います」
10kgの減量以上に手塚さんが得たのは、全力で何かに打ち込む時間と新しい世界を知る経験だった。楽しさと心地良さを忘れないことが、長く身体を磨き続けられる秘訣なのかもしれない。
【APFのアンチドーピングへの取り組み】
APFは、関わる全ての人の成長と価値創造を使命とし、健全で公正な競技文化の発展を目指している。その一環として、日本簡易検査ドーピング協会と連携し、全国で開催される全ての大会でドーピング検査を実施。
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
取材:池田光咲 撮影:高坂裕希










