「SNSで、大会後にドーナツをものすごく美味しそうに食べる選手の動画が目に入りました。たくさんの努力をしたあとのドーナツを私も食べてみたい!と思って、すぐ大会向けの減量を始めました」
10月27日、大阪国際交流センターで行われたベストボディ・ジャパン2024関西大会と同時開催された『マッスルモデル&フィットネスモデル2024関西大会』のフィットネスモデル部門ガールズクラス(18~34歳)でグランプリを受賞した青木加奈(あおき・かな/30)さん。
コンテスト出場のきっかけはいささかミーハーな印象を受けるが、すぐに行動したことで青木さんの本気度が伝わってくる。大会準備をしていくうちにどんどん目標が見えてきて、楽しく頑張ることができたそうだ。
初出場したベストボディ・ジャパン2024近畿大会では入賞を逃したが、気持ちは前向きだった。
「とても良い経験になったし、いい刺激がもらえてより一層ボディメイクを頑張ろうという気持ちになりました。ベストボディよりも筋肉量、絞りが必要なフィットネスの方に出たいと思ったので、今回フィットネス部門にエントリーして食事量を前回より増やし、トレーニングに励みました」
トレーニングは週3回、脚の日、肩と背中の日、胸腕お腹の日の3分割。筋トレのほかに、ポールダンスにも週2回通っているそうだ。
「大会に挑戦する前の食事は外食も多かったし、揚げ物もよく食べていた」という青木さん。食事内容を全く気にしていない訳ではないが、P(タンパク質)F(脂質)C(炭水化物)バランスの計算をすることもなかったという。
「現在食事は、PFCをバランス良く取ることと、我慢し過ぎないように気をつけています。どうしても食べたいときは好きなものを食べて、前後の食事で調整することでストレスなく取り組めます」
「ボディメイクを始めてから生活にメリハリができ、毎日元気に過ごせるようになりました。食事のコントロールができるようになると罪悪感なく好きなものも食べることができて、食に対するストレスもなくなりました」
大会後にはドーナツを食べてみたそうだ。
「ドーナツは美味しかったのですが、それ以上に感動したことがありました。家族全員が会場ですごく応援してくれて、大会後『とても感動した』と全員に言ってもらえたのです。大会に来ることができなかった友人や、トレーナーの方々にもすごく応援してもらえて、支えてもらえて、幸せを感じました」
現在パーソナルトレーナーをしている青木さんのこれからの目標を聞いた。
「体脂肪と筋肉量を増やして、次戦の日本大会で会場を盛り上げたいです。もっと信頼されて説得力のあるトレーナーをめざします」
取材:あまのともこ 撮影:岡 暁
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