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53歳にしてこの「健康マッスルボディ」!「激務、運動不足、鼻血も出る日々……」からボディメイクで脱却

10月26日(土)、藍住町総合文化ホールにて『ベストボディ・ジャパン2024徳島大会』が開催され、中尾久美子(なかお・くみこ/53)さんが、マッスルモデル&フィットネスモデル部門でグランプリに輝いた。ベストボディ・ジャパン(BBJ)協会が運営するボディコンテスト『マッスルモデル&フィットネスモデル部門(M&F)』は、極度に発達し過ぎた筋肉ではなく、バランスよく発達しているスポーティーな筋肉美が評価される部門だ。

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見事な肩の張り出しと割れた腹筋で存在感をアピールした、大阪在住の中尾さんは四国の大会に初参戦。

「初めての土地での優勝、とてもうれしかったです!ただ、まだまだ満足できていない自分の課題がありますので、今年の日本大会も今の自分を超えて、日本一を獲りにいきます!」

中尾さんがトレーニングを始めたきっかけは、「高血圧で鼻血が続き、自分の身体を根本的に変えようと思った」から。

「前職は激務で、大好きな運動をする時間が取れず運動不足になっていました。残業も続き、食事も疎かになってしまって。高血圧による鼻血が続き『このままではダメだ!根本的に身体を変えなければ!』と思い、5年前にパーソナルトレーニングに通い始めたのです。元々の健康的な身体を取り戻せたことで、家族からも『身体を変えていなければ、今ごろどうなっていたかと思うと恐ろしい』と言われています」

パーソナルトレーナーとして働く中尾さんは、ボディコンテスト競技歴4年目だ。

「トレーニングを続けた結果、『私のように、忙しさから自分の身体が後回しになり、身体が悲鳴を上げてる方が多いのでは……?』と感じ、パーソナルトレーナーとして開業しようと決めました。お客さまや周りの人々に、勇気や挑戦の素晴らしさを感じていただきたいと思い、ボディコンテストへの出場を決意!自分の身体の進化を客観視することもできるので、ありがたい機会です。トレーニングはほぼ毎日、仕事のスキマ時間に行うことでうまく仕事と両立できています。スキマ時間があれば、ストレッチや筋トレを行っているのですが……以前、駅のホームで誰もいないと思い、裏腿伸ばし(膝を伸ばし、お尻を後ろに突き出すストレッチ)をしていたら、背後におじいさんが立っていて笑ってしまいました」

減量期については、「過度なしんどさは感じない」と中尾さん。

「自分の身体の状態に合わせて糖質や脂質の摂取を調整していて、減量期もしっかりと植物性・動物性のタンパク質をとります。毎日、葉野菜のサラダボウルをは冷蔵庫に完備。減量期のスランプの乗り越え方は『常に目標を掲げること』です。大きな目標を持ちながらも、日々の小さな目標をこなしていくことで、振り返ると大きな山を登っている感じで進めています」

中尾久美子さん

「これからも家族やお客さまと共に進化を楽しみ、挑戦を楽しんでいきたい」と中尾さん。

「ボディコンテストへの挑戦を、家族はいつも応援してくれています。食事をしているときも、『大会前なのに、いいの?(いつも以上に食べているのでは?)』と気にしてくれたり、会場が遠くて観戦が難しいときは、ライブ配信で応援してくれたり。『ここが良かった!ああだった、こうだったよ!』と、感想もしっかり話してくれます。私の身体が変化したことによって、家族もいつの間にか健康に良い行動を意識してくれるようになってうれしいです。私自身がパワースポットとなり、家族や地球上の1人でも多くの方に笑顔と健康を届け、楽しい人生へと変えるきっかけになりたい!身体が変われば心も変わる!心も変われば運も開ける!という一心で、今後もますます進化し続けることを楽しみます!」

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取材・撮影:山口夏織

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佐藤奈々子選手
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