8月11日(月・祝)、年齢別ボディコンテスト、ベストボディ・ジャパン主催『モデルジャパン2025愛知・名古屋大会』が開催された。
ガールズクラス(18歳〜29歳)では、170cmの長身が際立つ引き締まったプロポーションを披露した、飯野桃子(いいの・ももこ/27)さんがグランプリを獲得。洗練されたスレンダーな肉体は、経理事務として会社勤めをしながら自宅で作り上げたものだ。
「楽しい」で続けてきた筋トレ生活
飯野さんがトレーニングに目覚めたのは、一年半前に会社の福利厚生としてパーソナルジムを利用したのがきっかけだった。無料で利用できる回数を終えるころにはすっかり筋トレにハマり、その後は「通う時間もトレーニングにあてたい」という思いで、可変式ダンベル(10kg×2個)を購入して宅トレに移行した。今は週に3〜5日、上半身50分、下半身1時間半を黙々とトレーニングに励んでいる。
「大会で結果を出したいという目標もモチベーションのひとつですが、身体が疲れると心は疲れが取れる、元気になるというのがトレーニングを続けている理由です。一番のストレス発散になります」
太りにくい体質のため、筋肉がつきづらいという悩みがあり、特にお尻は「昨年の大会写真を見たら自分でも引くほど真っ平だった」という。しかし、今年のステージでは上向いた美尻を披露。注力した種目はブルガリアンスクワット、ランジ、ヒップスラスト。ヒップスラストではソファのへりを利用するなど、家でどうトレーニングするかの試行錯誤も楽しんでいるそうだ。
食事管理は「楽しく・美味しく・健康に」
ボディメイクを始めてから食事内容も大きく変わったという。元々料理が好きだったが、「週に3回揚げ物を作る」など栄養は全く意識せず、美味しさのみを追求していた。
「PFC管理を学んでからは、鮭や鶏胸肉を使った、高タンパク質のメニューを考えるのが楽しくなりました。昨年は素材そのままの減量食を食べていましたが、精神的にキツすぎたので『楽しく、美味しく、健康に』と考え方を変えました。今は毎日、バリエーションあるメニューを食べています」
最近のお気に入りは、鮭・ブロッコリー・じゃがいも・豆乳でつくるチーズリゾットや、タコライス風のアレンジだ。心が満たされる食事で自然に体型が維持できているほか、美容にも良い影響があったという。
「栄養管理をしたことでニキビができにくくなり、毛穴の悩みが減るなど肌の調子が良くなったのが嬉しいです」
一番の目標は食事も筋トレも楽しみ続けること
今回のグランプリで全国戦となる日本大会への挑戦権を得た飯野さんだが、「大会自体もかなりドキドキしながら出場しているため、大きい舞台に立つのは緊張する」とのことで、出場はまだ検討中。
「大会に出ても出なくても、これからも筋トレは続けていこうと思っています。食事をさらに研究して、健康で美味しいメニューをたくさん考え、楽しく元気に日々を過ごしたいです」
取材:にしかわ花 撮影:上村倫代
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』『Womans'SHAPE』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用。ジュラシックアカデミーとエクサイズでボディメイクに奮闘している。
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