10月9日(日)、メルパルク大阪で公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催『第68回男子日本ボディビル選手権大会』、通称『ミスター日本』が開催され、相澤隼人選手(22)が2連覇を達成した。
JBBFの会長・青田正順氏は開会式で「年齢、体重関係なしに真の日本一のボディビルダーを決める戦い」と言っている通り、最もレベルが高く、注目を浴びている大会だ。
相澤選手は昨年21歳という若さで日本一の座を射止め、今大会も連覇が最有力とされていたが、今年は個人的に大きな出来事が多かった一年だった。3月には日本体育大学を卒業し、フリーランスのパーソナルトレーナーとして活動。さらに、6月23日には結婚するなど、大きな環境の変化があった。さらにヘルニアの影響で、思うようなトレーニングできない日が続いていたという。
しかし、そういった中、連覇へのプレッシャーを跳ね除け、見事優勝した相澤選手。王者の貫禄をみせる結果となったが、バックステージでは「昨年から身体を進化させることができなかった」と涙に言葉を詰まらせた。
相澤選手は11月2日~7日にスペイン・サンタスサンナで行われる『IFBB世界選手権』に出場する予定。国内ですでに絶対的な強さを誇る相澤選手が初めての世界選手権に挑む。「今シーズン納得のいく形で締めくくりたい」と話す相澤選手に期待したい。
新ファイナリストには杉中一輝選手、喜納穂高選手の若手選手が入った。
結果は以下の通り
1位 相澤隼人(22)
2位 嶋田慶太(37)
3位 木澤大祐(47)
4位 加藤直之(41)
5位 須山翔太郎(41)
6位 木村征一郎(44)
7位 須江正尋(55)
8位 合戸孝二(61)
9位 杉中一輝(23)
10位 吉岡賢輝(27)
11位 喜納穂高(27)
12位 髙梨圭祐(50)
取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介