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女子高生ビキニ選手・小池星蓮が初の世界大会で披露したフレッシュボディ 不安と恐怖から救ってくれた魔法はヘアメイク!?

”女子高生トレーニー”として全国に名が知れ渡っている小池星蓮(こいけ・せれん/18)選手。高校生&競技者として最後の1年となる初戦は7月の石川県オープン大会からスタートし、8月のオールジャパンジュニアフィットネス、9月の東アジア選手権と挑戦してきた。

【写真】女子高生ビキニ選手・小池星蓮選手の引き締まったボディ

そしてフィナーレとなったのは、12月17〜19日の3日間にわたって開催された『IFBB世界フィットネス選手権』だった。これまで何度もステージに立ってきたが、今大会では「大会直前まで不安が拭えなかった」と話す。

小池選手がエントリーしたジュニア(16~20歳)ビキニフィットネス166cm超級での予選突破はならなかったものの、ステージで生き生きとした顔を見せてくれたのは、ヘアメイクの魔法があったからなのだそうだ。

「自分の出番の日になっても気持ちが上がらず、不安で仕方ありませんでした。しかし、プロの方にヘアメイクをしていただき一気にテンションが上がったんです!新しい自分に出会えたような気がしてワクワクしたし、自信が湧き上がってきました。ヘアメイクの力って本当にすごい!」

ビキニの色にマッチした、艶感のあるピンクベースのメイクアップに、顔周りからふわふわのカールが施されたヘアセット。髪のインナーにはピンクのエクステもつけられ、これまでの大会とは一味違った自分の姿に自撮りが止まらなかったのだという。

魔法にかけられて気持ちも安定し、臨んだ舞台。初めて目の当たりにした海外のジュニア選手は「顔は小さくて手足も長くて、お人形さんのようだった」と話す小池選手。残念ながら予選は通過できなかったが、日本代表チームとして参加したことで大きな経験はできた。

「国内の大会では出会えない、トップ選手の先輩方とお話することができたのもすごくうれしかったです。女子フィジークの荻島順子選手から『ステージを楽しんでね』と声をかけていただいたり、他の選手の方からもアドバイスを頂いたり。2024年は気持ちに波があった1年だったので、何気ない言葉や声かけが励みとなって、不安や恐怖が抑えられすごく助けられました。人の温かさを心から感じた期間でした」

2024年、小池選手にとっては大会とトレーニングを楽しめるときもあれば、楽しくないときもあったという。受験や進路など高校生ならではの悩みもあったことだろう。気づかないうちに自分を追い込み、精神的にしんどくなってしまったことで身体のコントロールも上手にできなくなった。

「シーズン最後の大会なのに集中力が足りず、仕上げきれなかったことはこの先忘れない悔しさとなりそうです。しかし、これも未来への糧になる、と前向きに捉えられるように努めています」と話してくれた小池選手。

思うようにできないことのつらさは経験したが、世界選手権を通して競技やトレーニングに対する好きという気持ちを改めて感じたそうで、高校を卒業してもトレーニングから離れることはなさそうだ。

小池選手のSNSには「来年やりたいことを見つけてしまった」(2024年の投稿)という一文があった。2025年、新たなる年ではどんな姿を見せてくれるのだろう。

小池星蓮選手

JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材・文:小笠拡子 撮影:撮影:中原義史(大会写真)、岡 暁(制服写真)

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佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手