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90歳のボディビルダー・金澤利翼が通算17度目となる日本マスターズ選手権優勝 “生ける伝説”が筋肉を鍛え続ける理由「ボディビルは私の人生です」

8月30日(日)、広島県広島市の広島国際会議場で『第38回 日本マスターズ選手権大会』が開催された。全国から40歳以上のボディビルダー、女子フィジーク選手が集まり、年代別の日本一を争う大会だ。

【写真】これが90歳のボディビルダーの身体だ!金澤利翼選手が鍛え上げてきた肉体

そのステージに、ひときわ大きな注目を集める選手が立った。

金澤利翼(かなざわ・としすけ/90)選手。大会前日の8月29日に90歳の誕生日を迎えた、今大会最高齢の選手である。

金澤選手は85歳以上級で唯一の90歳の年齢だが、見事優勝を果たした。そして今大会で、通算17度目となる日本マスターズ選手権優勝という記録を打ち立てた。

60年以上前に日本一になった男

金澤選手の競技歴を遡ると、日本のボディビル史そのものとも言えるキャリアが見えてくる。

20代だった1960年、そして1963年には、年齢・体重のカテゴリーを超えて日本一を争う日本選手権で優勝。『ミスター日本』の称号を2度手にした。

その後、一度競技を離れた時期を経て50歳で競技に復帰。

以降も日本マスターズの舞台で長年にわたり活躍し、2024年の『IFBB男子ワールドカップ』にボディビルマスターズ60歳以上級で出場するなど、生涯現役ビルダーとして活躍している。

今回のステージ後、「誕生日プレゼントとして自ら優勝を掴み取った」と笑顔で語る金澤選手。

「やっぱり人間、いつまでも辛抱して頑張らんとあかん。今回の結果で学びましたね」

90歳になっても健康で力強く生きられる秘訣な何なのだろうか。

「130歳まで生きようと思ってるんです」

話を伺うと120歳以上生きている人もいるから負けたくないと力強く答える金澤。

「人生一度しかないんです。いろんな記録を作っていきたいんです。そのためには1人でご飯でも掃除でもなんでもやります。食事もトレーニングも、目標があるからやるんです」

金澤選手にとって年齢は、トレーニングをやめる理由にはならないようだ。

「ボディビルは私の人生です」

日本ボディビル界の"生ける伝説"。金澤選手を見ていると、我々も「まだまだやれる」とエネルギーが湧いてくるようだ。

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

取材・文:柳瀬康宏 撮影:中原義史

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