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3人の育児・仕事・減量を両立!競技歴2年で世界4位の3児の母が語る「ダラダラやらない1時間集中トレ」

今年4月に第3児を出産した善本富久美選手。多忙な3児の母でありながら、競技歴わずか2年で世界4位にも輝いている。そんな善本選手はパンパンなスケジュールの中、集中して60分で追い込むことを意識している。

取材・文:舟橋位於 大会写真:中原義史 写真提供:善本富久美 Web構成:中村聡美

2024年IFBB世界フィットネス選手権ビキニ172㎝以下級4位
善本富久美

子育てをしながらのトレーニング

現在、3人の子どもを育てながらトレーニングをしています。長男が12歳、長女が5歳、そして、今年の4月に生まれたばかりの次男です。家事と子育てに加えて仕事もあるので毎日スケジュールはぎっしりですが、それでも今年の9月に大会出場を考えています。

トレーニングは昼に行うときと夜に行うときがあります。仕事の合間に時間が取れれば昼に行きますが、それが難しかった場合は、子どもたちが寝てから夜に行います。1回のトレーニング時間はだいたい1時間で、頻度は週に4回から5回といったところです。

パソコンをしながらエアロバイクを漕いだり。これが日常

ちょうど今、子どもたちが夏休みになったところで、とても忙しくしています(取材は7月末)。子どもの昼ごはんを作ったり、遊んであげたりしつつ、自分の仕事もこなし、さらにトレーニングは夜に行うとなると、生活リズムがどんどん崩れてきます。それでも、自分自身は体力がかなりある方だと思っているので、なんとかやり切れています。

脚トレはコンパウンド系主体

下半身のトレーニングは、脚全体を狙う日と、お尻を含む背面を狙う日に分けています。

脚全体の日のメニューは、グッドモーニング、スクワット、ダンベルブルガリアンスクワット、ランジ、レッグプレス、その他マシン系といった感じです。1種目あたりのセット数は3~4セットで、レップ数は10回程度です。

コンパウンド系種目が続くので、一見するとかなりきついメニューに見えると思います。しかし私の場合は、心拍数が上がって息切れしても、割と早く元の状態まで戻るんです。そのため、休憩時間が短くても、ポンポンと種目をこなしていくことができます。こういったところは、自分の中での短時間トレーニングのポイントかなと思います。

もう一方の背面を狙う日は、デッドリフト、ルーマニアンデッドリフト、レッグプレス、スタンディングアブダクション、ヒップスラストといった感じです。

トレーニングで意識しているのは、フォームが崩れない重さを扱うことです。重さを追い求めるよりも、土台をしっかり意識することが大事だと思っています。そのため、自分で確実にコントロールできる重量設定にしています。

どの部位のトレーニングでも、基本的には、1セット10回のストレートセットで行いますが、場合によっては、10回ギリギリの重さで行ってから、少し軽くしてさらに10回行うようなテクニックを織り交ぜることもあります。

オフは家族との時間を大切に

トレーニングは週に4回から5回行うので、オフはだいたい週2回取ります。その2回のうち、日曜日は絶対にオフにすると決めています。この日は、家族みんなとの時間を大事にしたいと思っているからです。

もう1日は、身体のむくみを見ながら取るようにしています。特に、脚のトレーニングを行った翌日はむくみがひどいことが多いので、その場合はオフを取ります。

集中力の続く時間が鍵

最近は長時間のトレーニングで成果を出す方の話も聞きますが、自分の場合はそれはできません。仮に家事や子育てがなかったとしても、集中力が続かないので2時間や3時間トレーニングすることはないと思います。合トレなんかで時間をかけてやるのはありかもしれませんが、一人でやるなら、サッとトレーニングして家に帰った方が良いと思ってしまいます。

トレーニングは23時から、1時間で集中的に

夜にトレーニングする場合は、23時から始めて1時間のことが多いのですが、帰ったらその30分後にはもう寝てしまいますね。夜にトレーニングを行うと、興奮してしまって寝られないという話もありますが、自分の場合は全く気にならないです。

好きだからこそ短期間でも結果が出せた

初めて出場したコンテストは、2024年の関西選手権です。その年の1月にトレーニングを開始し、8月には優勝することができました。ただ、その後のオールジャパンでは見事に打ちのめされてしまいましたね。

それからは、大会で勝ちたいという目標を追い続けて頑張っています。目標をしっかり定めて、それに向かって努力を続けることが、短期間で成果を出すためには大事だと思っています。それ以外だと、単純に競技そのものが好きという気持ちも大きいです。

こういったマインドの部分に加えて、自分の場合は中学・高校で行っていた筋トレの影響も大きいと思います。投てき競技で、円盤投・砲丸投・やり投の全てに取り組んでいました。

当時の筋トレ経験があったおかげで、現在のトレーニングの中でも、狙った筋肉に効かせやすいと感じています。ここは自分でも強みの部分だと思っています。狙ったところに効かせられるということは、筋肉を付けたいと思う場所に付けられることにつながるはずです。こういったトレーニング技術の部分も、短期間での成長の要因かもしれません。

よしもと・ふくみ
1988年6月29日生まれの38歳。京都府出身。身長171㎝、体重56㎏(オン)、66㎏(オフ)。パーソナルトレーナー。2024年オールジャパンビキニフィットネス163㎝超級6位。2024年IFBB世界フィットネス選手権ビキニ172㎝以下級4位

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