JBBF選手 コンテスト

世界3位の目を奪うくびれ!ハイレベル大会の初代女王が実践する「鍛えすぎない筋トレと腹部のストレッチ」

「フィットモデルはわたしのトキメキそのものです!」

そう語るのは、鈴木由香(すずき・ゆかり/39)選手。遠目からも目を引く細いくびれと引き締まったボディラインは、最高位世界3位(2024年IFBB世界フィットネス選手権大会・フィットモデルマスターズ35歳以上級)の実績を持つ、鈴木選手の真骨頂だ。

【写真】目を奪うくびれ!鈴木由香選手の美しいスイムスーツ&ドレス姿

9月22日(火・祝)、愛知県名古屋市の岡谷鋼機名古屋公会堂でJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催の第37回『ジャパンオープンフィットネス選手権大会』が開催された。

本大会に今年新設された、「ウィメンズフィットモデル」(※)(以下、フィットモデル)の初代女王となった鈴木選手に、フィットモデルの魅力と、カテゴリーならではのボディメイク法をインタビューした。

※ワンピーススイムスーツとイブニングドレスで審査される。優雅なウォーキングやボディメイクで引き締められた体型が評価される。

フィットモデルのここが楽しい“自分の魅力を最大化してくれるオリジナル衣装”

「フィットモデルの魅力はなんといっても衣装です!私は特にドレスが大好きで、毎年どんな衣装を作ろうかとワクワクしながら製作しています。ステージでの表現はビキニよりも自由度が高く、その分、繊細で衣装に見合った所作が求められる奥深さも魅力です」

フィットモデルの衣装のデザインは、単なる装飾ではない。選手の肉体の長所を強調し、短所を目立たなくして魅力を最大化させる『武器』だ。選手と衣装が一体となって、観客の心を捉える美しさを完成させる。

「何色が似合うかだけでなく自分自身をより良く見せてくれるかが鍵です。衣装を着たらテンションが上がること間違いなしなので、カテゴリーに悩んでいる人、興味がある人は、まずは色々試着してほしいですね。絶対にやりたくなりますよ!」

鈴木選手がフィットモデルに参加するまでには紆余曲折がある。大会出場を始めた初期は、ビキニフィットネスに挑戦していた。大会に2度出場するも、どちらも最下位という悔しい経験を味わった。しかし、その後フィットモデルに出合った結果、カテゴリーとの適性が合致し才能が開花、トップ選手へと名を連ねた。

この鈴木選手のエピソードには、同じ努力をするとしても、「自身の魅力を最大化してくれる場所に身を置くこと」がとても大切であることを示している。

ピッタリと肌に沿う着衣が似合う体型のつくり方

「フィットモデルは布に覆われる面積が広いため、トレーニングの優先度は露出する部位となります」

上半身に必要なのは、なめらかに引き締まった肩周り、デコルテ、背中。下半身は、上向いた高いヒップと、スリットから覗く脚線美が重要となる。

「関節やウエストは、引き締まって細ければ細いほど良いです。ですので、私は腹筋はせず呼吸やお腹周りのストレッチによりウエストラインを作っています。全身の柔軟性も欠かせませんので、日々、コツコツ取り組んでいます」

鈴木さんがウエストライン形成のためにメインで行っているストレッチはふたつ。腹部前面を「横隔膜から骨盤の内側にかけて指を差し込むようにしてほぐす」こと。そして、「あぐらをかいた状態で側屈をし肋骨と骨盤の間を伸ばす」こと。

今後の取り組みとして「全体的な筋肉量の増加が課題」として挙げつつも、「極端に目立つ部位を作らず、全身のバランスが崩れないよう全体の調和を大切にしている」と語る。

「何度傷ついても日本代表としてまた世界で戦いたい」

『ジャパンオープン』では、優勝という素晴らしい結果をいただくことができ、この上もない幸せと安堵を噛み締めています。『オールジャパン』での悔しい思い(3位)から自信喪失してしまい、苦しさや恐怖を抱えながら過ごしました」

選手であるということは、成績の不調や成長の伸び悩みなど、「傷つくこと」と常に表裏一体であるという。

「それでも『フィットモデルがやりたい!』と立ち上がって臨んだ大会でしたので、この金メダルには意味も価値も深く、競技人生のなかでも印象に残るものとなりました」

ふたたび前を向いた鈴木選手が目指すのは。

「日本代表として戦うことが目標なので、また派遣していただける(※)日のために、フィットモデルに情熱と愛情を持って身体づくりや自己分析に励みます」

※定められたJBBF主催大会の成績上位者は、IFBB(国際ボディビルディング・フィットネス連盟)主催の国際大会に出場する権利と待遇が付与される。

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。

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取材:にしかわ花 撮影:中原義史

執筆者:にしかわ花
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』『Womans'SHAPE』寄稿。記者・ライター、メディアプランナー、エッセイスト。

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