マッスルゲート選手 コンテスト

29歳、ビキニ初挑戦、初々しい姿で2位! 「“身体を大きくする”ことがどんどん楽しくなってきた」

コンテストに出場するきっかけは人それぞれ。ダイエットや友人からの誘いなどが一般的な中、ひときわユニークなきっかけでステージに立つことになったのが、鮫嶋舞(さめしま・まい/29)さんだ。5月6日(火・祝)に保土ヶ谷公会堂で開催された『マッスルゲート横浜大会』に出場し、ビキニフィットネス一般の部で見事2位入賞を果たした。

【写真】初々しい姿で初のステージを楽しむ鮫嶋さん

この大会がマッスルゲート初出場だった鮫嶋さんは、筋トレ歴わずか半年。それまで運動とは縁遠く、趣味程度にしか身体を動かしてこなかったという。いったい彼女に何があったのか。

「私がコンテストに出るきっかけになったのは“推し活”なんです!推しの舞台俳優がフィジークの大会に出場することになり、応援に行ったらいつの間にかビキニ選手に目を奪われていました」

まったく興味のなかった大会会場で、あるビキニ選手が優勝する瞬間を目の当たりにし、『自分もあの舞台に立ちたい、そして優勝したい』と直感的に感じたという。

「筋トレもポージングも最初は本当に苦手で、正直できればやりたくないと思っていました。でも“優勝する”って自分で決めた目標が、不思議と身体を突き動かしてくれるんです。最近ようやく楽しいと感じる瞬間も増えてきたけれど、まだどちらかといえば“やらなきゃいけない”という義務感のほうが強いです。ただ、自分で決めたことをちゃんとやるというのは性に合っているみたいです」

可愛らしい外見とは裏腹に、内に秘めた闘志は熱い。鮫嶋さんにはすでに次なるビジョンがある。

「やってみたら“身体を大きくする”ことがどんどん楽しくなってきたんです。今年は優勝を目指しつつも、まずはコンテストに出場して舞台に慣れることが目標。でも来年以降は、もっとバルクアップしてバキバキの仕上がりを目指したいですね」

今大会に向けては約5kgの増量を敢行。下半身・肩・背中の部位別に、オフを挟みながら4日サイクルでジムに通い詰めた。仕事が忙しい中でも、どんなに遅い時間になってもトレーニングだけは欠かさなかったという。

「今回はまだまだ自分の理想の身体にも、結果にも届きませんでした。でも、優勝できたら絶対“推し”に報告したいと思っています!

本当はもっと大きくてパリッとした身体が好みなので、そのころには出場カテゴリも変わっているかもしれませんが……(笑)」

きっかけが人それぞれであるように、人を突き動かす原動力もまた人それぞれ。 誰かを応援する気持ちが、いつの間にか自分の夢へと変わっていく——。

コンテストという舞台は、そんな“変化の瞬間”をそっと後押ししてくれる場所なのかもしれない。

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文:林健太 撮影:中島康介

執筆者:林健太
パーソナルトレーナー、専門学校講師、ライティングなど幅広く活動するマルチフィットネストレーナー。マッスルゲートにも出場経験あり。

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