全国のマッスルゲートの優勝選手が集うボディメイクの全国大会『ゴールドジムジャパンカップ2025』。ビキニフィットネス160cm以下級35歳以上の部で3位に入賞したのが、北村奈智(きたむら・なち/44)さんだ。
【写真】北村奈智さんの意識的に鍛えているというヒップ(バックポーズを含む6枚)

ボディメイク競技を始めて大きく変わったのは「食」に対する意識
昨年2月、カルッツかわさきで開催された『マッスルゲート川崎』では一般の部とマスターズの部でダブル優勝。その勢いのまま臨んだ全国大会だったが、結果を振り返る北村さんの表情は、決して満足一色ではなかった。
「昨年より順位が上がったことは素直にうれしかったです。でも、やっぱり1位になりたかったという気持ちもありました」
喜びと悔しさ。その両方を受け止めながらも、北村さんは競技を続ける意味を、静かに噛みしめている。
筋トレを始めたきっかけは25歳のとき。結婚式でボディラインが出るドレスを選んだことから、トレーニングを始めた。そこからフィットネスインストラクター、トレーナーとして活動を広げ、40代に入ってから競技の世界に本格的に足を踏み入れた。
競技を通して、最も大きく変わったのは「食」に対する意識だという。
「減量のために食事をコントロールすることで、食に対する感覚が大きく変わりました。何をどれくらい食べるかを考えるようになったのは、ボディメイクを始めてからですね」
意識して鍛えているのは殿部
トレーニングにおいて、北村さんが意識的に鍛えている部位が殿部だ。
「得意部位というより、意識してトレーニング頻度を上げているのが殿部です」
競技を重ねる中で、単に筋肉量を増やすだけでなく、形やバランスの重要性を強く感じるようになったという。
「重さだけを追うのではなく、可動域やフォーム、どの位置に刺激が入っているかを細かく意識しています。特に殿部は姿勢とも深く関係するので、日常動作まで含めて考えながら鍛えています」
ステージでの見映えだけを目的とするのではなく、立ち姿や歩き方といった日常の姿勢にもつながる部位だからこそ、北村さんは殿部のトレーニングを欠かさない。
北村さんが目指しているのは、「きれいな姿勢で生活できる身体」だ。
「長い目で見て、バランスよく筋肉がついた身体を維持することが、結果的に機能性の向上にもつながると思っています」
トレーニング頻度は週4回。1回あたり20分から90分と、無理のない範囲で継続している。
「常にトライ&エラーの繰り返しです」と語る北村さん。全国大会で1位を逃した悔しさも、次の挑戦への原動力に変えていく。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
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取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩










