「おしり四角いね」、こう言われてどう感じるかはその人との関係性によるだろうか。2年半前、当時付き合っていた彼に言われた佳子(かこ/28)さんは「全く悪意なく私のおしりを見たままの感想を述べられた」と感じ、総合型のジムに入会した。
スタジオレッスンで身体を動かしてダイエットに成功した後、その彼との結婚が決まり、「ジムでも本格的にパーソナルトレーニングを受け始めて見事に筋トレの沼にハマっていきました」という佳子さんは、「目標を立てて、もっと自分の身体の変化を見てみたい」と、1年ほど前からコンテスト出場を考えるようになったそうだ。
めざした大会は6月22日サマー・スタイル・アワードのビキニモデル。趣味で10年ほどダンスをしていたこともあり、「サマスタの芸術的なポージングやムービングに惹かれて『自分もやってみたい』と思いました」
初出場の感想は、「出てよかった!!」。
「順位に関しては正直もっと上を目指したいところではありますが、1回勇気を出して出場をしたということ自体に価値があると思いますし、この減量期間で得たものも非常に大きいと思っています。この過程で知り合った仲間たち、習慣化されたたくさんのヘルシーな生活、自分の気持ちとの向き合い方。また周りの人達の温かさと、小麦と油の美味しさも再確認しました」
今後については家庭優先で考えている。
「一旦、気持ちと身体を休めます。減量期間、新婚なのに夫にはかなり窮屈な思いをさせてしまったので、リベンジマッチに関しては夫に相談しながら決めたいと思います」
ところで、体型が変わった後、ご主人からはおしりについてのコメントがあったのだろうか。
「おしりが丸くなってきたときは『丸くなったね!』と言って貰えました」
「ただ主人はちょっと脂肪の付いた女性らしい感じで留めて欲しいようで、減量を始めたときからは渋い顔をされています(笑)。私の好きな体型を好きになって貰えるように夫婦間コミュニケーションも頑張って参ります!」
取材:あまのともこ 撮影:岡 暁