「もともと156cm、57kgのぽっちゃり体型で2年前からトレーニングをしていました。彼氏がサマー・スタイル・アワード(以下、SSA)の選手で、昨年大会に応援に行ったときに生の選手の方々をみて魅力に圧倒され、せっかくトレーニングしているんだから目標を持つためにもと大会出場を決意しました」
9/1(日)、“夏が一番似合う男女の祭典”として知られるボディコンテスト、SSA主催の『東海帝王予選&ROOKIE CHALLENGE CUP東海帝王予選』が愛知県江南市で開催された。
ルーキービューティーフィットネス部門で2位となった河﨑愛菜(かわさき・あいな/28)さんは、普段、化粧品など美容関連商品の営業職として美の提供に携わる。ボディコンテストへの初挑戦に際し、様々な知識と経験を積んだという。
「彼氏がパーソナルトレーナーなので、月に1〜2度指導を受けるととともに、骨格の仕組みや筋肉の動作についてなどの専門書を買って学びました。実際にどのように筋肉がついているかを知ることでトレーニング中の意識にとても役立ちました」
2年前からのトレーニングは大会出場前は「かなりムラがあった」という。
「90日間毎日行ってみたり、逆に1カ月行かなかったりとかなり気まぐれなペースでした。コツコツやるのが苦手で短期集中型なので、習慣化すること、課題を後回しにせず取り組むことを目標として頑張りました。大会出場はこれから一生トレーニングしていくぞという第一段階としての決断です」
また、ダイエットも「ずっと続けられるもの」を意識、胸ミンチと脂質のほぼない既製品の調味パウダーを使ったガパオライスやタコライスを作るなど「気持ちが乗るように、自分に合った管理法をとる」ということを大切にしたという。
「痩せるとしても続かない方法では長期的には意味がないので、心も満たされて満足できる減量を心がけました」
河﨑さんは来シーズンに向けて下半身のラインの強化、メンテナンスに力を入れていくと語った。生涯続くライフスタイルとしてのトレーニングのための大会出場。河﨑さんのように具体的な目標を設定することで、1年の持続率3%と言われるジムトレーニングを、より身近にできるかもしれない。
【SSAアンチドーピング活動】SSA(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:にしかわ花 撮影:上村倫代
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用も行うマルチライター。ジュラシックアカデミーでボディメイクに奮闘している。
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